第二新卒者は知っておきたい!退職理由の伝え方

新卒で就職した会社を早期離職してしまった人の中には、転職活動で苦労する人も多いです。早期離職していることを悪く受け止められてしまうこともあります。どんな退職理由なら、印象が悪くならないのか模索している人もいるでしょう。 ここでは第二新卒で悪い印象を与えない退職理由や、内定をもらうコツについて解説していきます。


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よくある退職理由4つ

同じ退職理由でも、伝え方や言い回しを少し変えるだけで印象がかなり違ってきます。よくある退職理由と、ネガティブな印象にならないようにして伝える方法について見ていきましょう。

人間関係がうまくいかなかった

新卒で入社した会社に上手く馴染めずに早期離職するのはよくあるケースです。人間関係が上手くいかないと、精神的負担がかかります。

特に上司と意見が合わないことで仕事の進捗や評価に影響を及ぼすでしょう。そうなると、常に不安がつきまとい、退職という決断をする人も少なくありません。

しかし、言い方によっては人のせいにしているように聞こえてしまい、ネガティブな印象を与えてしまいます。そのため、「チームワーク」や「コミュニケーション」という言葉を用いるのがおすすめです。

年収・給与待遇の向上

年収額や給与額が低いため、もっと稼げる会社へ転職したいという人も一定数います。とはいえ、給与の不満についてストレートに伝えるのは避けましょう。仕事内容には特に興味がなく、お金のためだけに働いている人だと受け取られてしまう可能性があります。

単に給料が安かったからというのではなく、「客観的な評価が行われていなかった」などの理由を話すことが大切です。また、何と比較して安いと感じたのか、どのくらいなら妥当だと考えているのか明確に説明するようにしましょう。

実際の仕事内容に不満がある

仕事内容が想像していたものと違っていたことで転職を決意する人も多いです。しかし、入社を決める際に、仕事内容をよく確認していなかったと捉えられてしまうこともあります。

もし入社前に企業から伝えられていた内容と実際の仕事内容が違っていた場合には、それをきちんと伝えましょう。

ただ、それだけではネガティブな印象は拭えないため、志望動機と上手く結びつけてポジティブな印象を与える必要があります。たとえば、「転職した方が将来の発展につながると思った」や「成長できると思った」のような具合です。

残業も含めた実働時間が長く休日がとれない

残業が多いことや休日が少ないことも、給料が安いのと並んでよくある退職理由です。しかし、そのような退職理由を率直に伝えるのはおすすめしません。仕事に意欲がない人だという印象を与えてしまいます。

なるべく定時で帰りたい、または休日を確保したいなら、ほかのポジティブな理由と結びつけましょう。たとえば、資格取得などのために時間が必要ということなら、好印象につながることもあります。

採用担当はここを見極めている!3つのポイント

退職理由で採用担当者が見極めているポイントについて見ていきましょう。

長期在職できるのか

企業の採用担当者にとって、特に避けたいのはせっかく採用した人に早期退職されてしまうことです。第二新卒として転職活動をしている人は、実際に新卒で就職した企業を早期退職しています。またすぐに辞めることはないかどうか厳しい目でチェックされるでしょう。

長期在職する思いがあることを示すには、退職理由を明確にし、志望動機との間に矛盾がないようにしておくことが大切です。前職の職場では叶わなかったことが、応募先では叶えられるということを明確に言語化しておきましょう。

それとあわせて、退職理由が単なるわがままや努力不足から来るものではなく、妥当な理由だったかどうかも判断されます。

ビジネスマナーを心得ているか

若手の場合にはスキルやキャリアは、あまり大きな差がつくことはありません。

特に第二新卒であれば、アピールポイントになるくらいのスキルはないのが普通です。そのため、スキルや実績がなくても、不利になることはありません。

しかし、その分だけ身だしなみが重視されます。最近ではカジュアルスタイルでの転職活動も増えていますが、第二新卒の場合にはあまりおすすめできません。きちんとスーツを着て髪型を整えた上で面接に望むようにしましょう。

そして、新卒との大きな違いは、短期間ながらも社会に出ているという点です。そのため、基本的なビジネスマナーは身についているものとして扱われます。細かな言葉遣いや立ちふるまいなどもチェックされることを念頭に置いておきましょう。

前向きな意欲

経験やスキルがなくても、前向きな姿勢で臨むようにしましょう。今後の展望などについて、意欲的な姿勢を見せるかどうかで、入社後の成長などを推し量っていることも多いです。

また、前職の退職理由を他責にするような発言は避けましょう。反省の色がなく熱意もないものと捉えられてしまいます。

後ろめたくても嘘はダメ

前職を早期退職していると、どうしても後ろめたく感じるものです。そのため、つい嘘を言ってしまう人もいるかもしれません。しかし、次のような理由から嘘を言うのは避けましょう。

嘘はバレる可能性が高い

都合の良い嘘を言うことで、書類選考や1回目の面接はスムーズに通るかもしれません。しかし、最終面接では嘘がバレてしまうことも多いです。面接官は人を見抜くプロであるため、用意周到に考えた嘘で、都合の悪いことをごまかすのは難しいでしょう。

想定していない質問などをされたときに、矛盾が生じてしまうこともあります。嘘を隠そうとするあまり、不自然な回答になってしまうこともあるかもしれません。そうなると、何か隠していると疑われ、不採用になってしまいます。

懲戒解雇の可能性も

嘘の中でも特に注意が必要なのは、経歴に関する嘘です。転職の際に、本当の経歴と異なる経歴を履歴書に記載していれば経歴詐称になってしまいます。

経歴詐称は通常なら犯罪にはなりません。しかし、会社に不利益が生じた場合には犯罪として扱われる可能性もあります。

また、嘘がバレずに採用に至った場合には、後からバレると懲戒解雇などの処分になりかねません。そうなると、次の転職活動にも響いてしまいます。それを隠そうとしてまた嘘をつくことになり、悪循環に陥るでしょう。

経歴詐称は自身のキャリアに傷をつけてしまう結果になるため、絶対にしてはいけません。

失敗談も赤裸々に語ることで好印象に

第二新卒で転職活動をしている人に退職理由でのマイナス面があることは、面接官にとっては百も承知です。前職で上手くいかなかったから、転職活動をしていることを踏まえているため、わざわざ隠す必要はありません。

むしろ、失敗したことや上手くいかなかったことを正直に話すことで、誠意が伝わり、好印象につながるでしょう。

退職理由に自信がないときは

退職理由を考えると、どうしてもネガティブになってしまう人も多いです。転職できるのか不安に感じてしまうでしょう。

第二新卒だと、社会人経験も短いため、しっかりとキャリア形成もなかなか難しいものです。

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まとめ

第二新卒の面接では、またすぐに辞めてしまわないか、前向きな意欲があるかどうかという点をチェックされます。退職理由を話すときには、ポジティブな言い回しや表現を使うことが大切です。

都合が悪いことがあっても、嘘はつかずに話すようにしましょう。正直さと失敗を乗り越えようとする姿勢が面接官に伝わり、好印象を与えることも多いです。