第二新卒の転職に適した時期は?就職準備のポイントも紹介

大学時代に自己分析や企業研究を入念に行ったものの、実際に入社をしてみるとイメージと違い、転職を検討しはじめている人も多いのではないでしょうか。 しかし、第二新卒で転職をするとなると、実際にいつの時期が良いのか、本当にうまくいくのかなど、心配な点も多くあるでしょう。 そこで今回は、第二新卒で転職を成功に導くための準備や、最適な転職時期について徹底解説をしていきます。


この記事は約6分で読み終わります。

第二新卒の転職は在職何年でも問題ない

一般的に早期の転職は不利なイメージが持たれがちですが、厚生労働省の調査によると、毎年約3割の新卒社員が3年以内に最初に入社した企業を退職しています。つまり、入社してから早い段階で転職をおこなっている人は一定数存在するということです。

また、企業にとっても第二新卒を採用することで得られるメリットが多数あるため、積極的に第二新卒の採用を行っている企業も多くあります。

ただし、入社数ヶ月で転職活動をしてしまうと、ビジネスマナーや基本的な社会の仕組みなど最低限のスキルが身についていないと評価され、転職活動の際はやや不利になるでしょう。

第二新卒といっても非常に幅が広いため、長い人では1社目に3~5年程度勤めた人も第二新卒に分類されます。そのため、社会人経験が数ヶ月と3年、また5年とでは非常に大きな差があるため、最低でも1年間は1社目で勤めることをおすすめします。

もしも第二新卒で転職活動に悩みがあるなら、グッド・クルーを検討してみてください。グッド・クルーでは、資格取得が目指せたり、3年を通した研修制度が受けられたりと、人材育成に関する体制が整っています。メンター制度など、「働く目的が見つからない」「どんな企業が合うのか分からない」と悩む人へのサポートも手厚く、初めての転職活動でも安心です。

通年で採用をおこなっており、新入社員が入社する4月以外は特に積極的に採用をおこなっています。

一般的に、第二新卒の転職に適した時期は4月・10月

結論から言うと、第二新卒で転職活動をするのであれば最適な時期は4月・10月と言われています。企業側が積極的に中途採用を行うのが4月・10月のため、第二新卒で中途入社を目指すのであれば、比較的内定が勝ち取りやすい時期と言えます。

4月の転職が多い理由

4月に転職が多い理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目が、年度の始めに心機一転職場を変えようと考える人が多い点です。特に第二新卒の場合、年度が明けたときを区切りとして、転職先を探す傾向があります。

また、第二新卒の枠で転職をすると、企業によっては新入社員と同等の扱いを受ける場合も少なくありません。そのため、未経験業界でも新卒社員と同様にゼロからの研修を受けられるなどのメリットも、4月入社を目指す理由となるでしょう。

さらに、4月に入社をすると中途採用ながらも同年代の同期と働けるケースも多く、転職後のキャリアを進めやすい利点もあります。

2つ目が、企業の決算期が落ち着くことで中途採用の募集自体が増えることです。4月の時期に人員の補充に動く企業が多いため、全体の求人数が増加する傾向にあります。

結果として募集案件が多くなり、転職者もより多くの企業選びができるため、4月前の時期であれば会社選びに失敗しづらくなります。

10月の転職が多い理由

1年間の中で4月と同様、10月も転職が多い月としてあげられます。10月に転職を検討している人たちの場合は、ボーナスをもらってから転職をしたいと思っている人が多いです。

一般的には夏のボーナスを受け取った後、夏の終りの時期から秋にかけて新しい職場を探し始める人や、実際に面接を受け始める人が増えてきます。中途採用に力を入れている企業も、この時期を見逃すはずがなく、10月前後には優良な求人が市場に多く出回ります。

また、秋に人事異動を行う企業が多いため、10月の中途採用は比較的即戦力を求める傾向にあります。すぐに実践で力を発揮したい人や、前職での実績に自身がある人にとって、10月の時期は非常に転職の狙い目といえるでしょう。

転職の時期が決まったらスケジュールを決める

実際に転職の時期を決めた後は、具体的なスケジュールを組み立てていかなければなりません。
転職活動における必要なフローは以下のようになります。これらの項目を見据えて、具体的な期間を決めていきましょう。

1.自己分析をする

転職の目処がついた後、最初にやるべきことは自己研究です。

自己研究は、最低でも入社3ヶ月前には済ませておくようにしましょう。特に自己研究を行う際、注意するべき点が志望動機とキャリアプランを具体的にすることです。

なぜ早期に今の会社をやめて転職先の企業へ入りたいのか、この会社じゃなきゃだめなのかなど、具体的に志望動機を差別化するようにしてください。
また、合わせて今後自分自身がどのようなキャリアを歩んでいきたいのか、最終的にどのような形で転職先企業へ利益をもたらせるかまでアピールできると、面接も有利に進みます。

2.情報を集める

次に必要なことは情報収集です。応募先の企業研究はもちろんですが、「この企業でなくてはならない」志望理由を考えるためにも、業界全体の競合他社などの情報も収集するようにしましょう。

あらためて業界/企業研究を行うことで、新しい発見があったり事前に知識を深められたりすることから、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。事前の情報収集を怠ってしまうと、入社後にイメージと違うなどのギャップが生じ、早期に転職を検討することにも繋がりますので注意してください。

3.応募する

上記2つの準備が終わったら、実際に企業に応募します。その際、履歴書や職務経歴書などの作成をする必要がありますが、この書類審査は選考の第一歩です。

つまり、この書類選考でどのような人か判断され、次の面接に進めるかどうかが決まります。
そのため、自己分析で見えてきた自分の長所やアピールポイント、情報収集で見つけた具体的な志望理由など、相手にわかりやすく文字で伝える技術が求められます。

4.面接する

実際の面接では、自分の実績やスキルをアピールするのはもちろん、いかに転職先企業のビジョンやバリューに合っているかなど、求める人物像との合致もアピールするようにしてください。

また企業毎に面接で着目するポイントは大きく違うため、事前に情報収集を行いどのようなことが聞かれるかなど、あらかじめ予想をたてておくことも必要でしょう。いきなり面接本番を迎えるのが心配であれば、面接の練習や実戦形式での訓練なども積み、本番はリラックスできるメンタルを作っておくことも推奨します。

5.内定を取る

すべての工程が終わり、実際に内定が出た後は入社するかどうかを考えます。
また、複数の企業から内定が出た場合は、それぞれの条件や自分が譲れないポイントなどを重ね合わせ、総合的に選ぶようにしましょう。

この際にも自分の将来像やキャリアビジョンなど、再度自己分析が重要な局面になります。
つまり最初に行う自己分析は、なるべく時間を割いて徹底的に行うことが重要です。

まとめ

第二新卒で転職を検討するのであれば、適切な時期を見極め、そこから逆算をしてスケジュールを立てる必要があります。まずは、第二新卒が転職をしやすい時期である4月・10月に狙いを定め、それまでに自分がどのような準備をするべきか把握するようにしてください。

そして自分が行うべきことが決まったら、順序立てて計画的に取り組みましょう。転職活動を成功させられるよう、業界研究や自己分析に力を入れることが重要です。