第二新卒でキャリアアップはできるのか
第二新卒の定義とあわせて、キャリアアップできる理由について見ていきましょう。
第二新卒の定義
第二新卒というのは、学校を卒業してから1~3年くらいまで転職活動をしている人のことを指します。大卒の人なら25歳くらいまでです。高卒の人なら21歳くらいまでになるでしょう。
ただし、明確な定義が定められているわけではありません。そのため、会社によっては第二新卒の範囲をもう少し広めに捉えている場合もあります。
また、短期間であっても「一度社会に出ており、正社員としての就業経験がある人」というのも第二新卒として扱われる条件のひとつです。
就職先が決まらないまま学校を卒業してしまった人は、基本的に第二新卒には該当しません。こちらも明確に定められているわけではありませんが、第二新卒とは区別して、既卒として扱われるケースが多いです。
第二新卒の人は、新卒で就職した会社ですでに新人研修などを受けています。その上、短期間であっても実際に働いていたということもあり、基本的なビジネスマナーなどは身に付いているでしょう。そのような面から教育コストがあまりかからないということで、積極的に第二新卒を採用している会社も多いです。
転職でキャリアアップを目指すなら第二新卒が有利
会社では基本的に、新卒採用ではポテンシャルを重視し、中途採用では即戦力を重視しています。そのため、中途採用は充分な専門能力がなければ、転職でキャリアアップを図るのは難しいでしょう。
一方で、第二新卒は新卒と同じように、専門能力よりもポテンシャルを重視する傾向にあるのが特徴です。
現段階で充分な専門能力がなくても、今後成長するであろうということを見込んで採用されます。
新卒なら一から教えなければならないことでも、第二新卒なら簡単に教えるだけで済むことも多いです。新卒のように大々的な新人研修を行なわなくて済むため、早い段階からの活躍が期待されます。
このような事情から、第二新卒の採用に積極的な会社も多いため、新卒で就職した会社よりも規模の大きな会社や、未経験の業種にも転職しやすいのがメリットです。
第二新卒で転職するのに必要な準備
第二新卒として転職するなら、どのような準備をしておけば良いのか見ていきましょう。
新卒のときとほぼ同じ準備が必要
第二新卒としての転職を目指すなら、企業研究や業界研究をしなければなりません。応募先がどんな会社なのかを事前にリサーチしておくことは非常に重要です。充分なリサーチをしないと、転職先の会社とのミスマッチが起こる可能性があるため、注意しておきましょう。
転職活動には自己分析も大切です。自分が今後どうなりたいか、 どんな点に強いのか、逆に弱い点は何か把握しておくことで、志望動機も考えやすくなります。
そして、会社がどんな人材を求めているのかチェックし、自分に合う会社を 探していきましょう。応募先がある程度定まったら面接対策や書類選考対策も欠かさず行うようにしておくと良いですね。
基本的に、新卒の就職活動のときに行った準備と同じことが、第二新卒でも必要になります。業界研究や自己分析などは新卒のときに一度やっていることでしょう。しかし、年数が経っているため、改めてやっておくことが大切です。新卒のときとの変化なども把握できます。
新卒と違うところは何か
第二新卒として転職活動を進めている人は、新卒で就職した会社をすでに辞めているか、もしくは辞めようとしている人たちです。そのため、面接で前職の退職理由や転職したい理由を必ず聞かれます。ここで、面接官を納得させられるような回答ができるかどうかは、重要な要素となるでしょう。
また、第二新卒でも新卒と同じように自己PRや志望動機を聞かれます。
しかし、第二新卒は新卒と違ってすでに社会に出て仕事を経験しています。そのため、自己PRはできるだけ前職の業務内容に絡めた内容にしておくのが望ましいでしょう。具体的なエピソードを話すことで説得力が増し、面接官は採用後の様子をイメージしやすくなります。
志望動機は、前職で不可能だったことが、応募先の会社に転職すれば実現できるという内容が望ましいです。ただし、ネガティブな理由や、前職の会社を悪くいうようなことは避けましょう。
第二新卒でキャリアアップを目指す際の注意点
第二新卒でキャリアアップを目指す上で次のような点に注意が必要です。
大幅なキャリアアップは難しい
第二新卒でキャリアアップをしたい人の中には、現在の職場の給与に不満をもっている人もいるでしょう。収入アップを目指して転職をする人もいるかもしれません。
しかし、第二新卒で転職しても収入を大幅に上げるのは難しいです。ほとんどの場合、転職直後はこれまでとあまり変わらないでしょう。ただ、中長期的に見て収入がアップする可能性は充分にあります。
また、転職してすぐに役職に就けるようなこともほとんどありません。通常は新人としてスタートすることになります。
第二新卒でキャリアアップしたい場合には、転職直後のことよりも、将来のキャリアビジョンを考えることが重要です。
転職のリスクも考慮しておこう
自分に合った職場を求めて第二新卒で転職しても、ミスマッチが起こる可能性があります。前職よりも合わなかったり、不満を感じたりしてしまうこともあるでしょう。そのようなときには、再び転職を考えることになりますよね。
しかし、2回3回と転職を繰り返すと、自己分析ができていないのではないか?すぐにまた辞めてしまうのではないか?と思われてしまう可能性があります。
また、前職を辞めてから転職活動を始めると、空白期間ができてしまう可能性があります。空白期間が長すぎると、転職回数が多いのと同様にイメージが良くありません。
空白期間を作らないためにも、なるべく在職中に転職活動をするのが望ましいでしょう。
キャリアアップならグッド・クルー
第二新卒で転職してキャリアアップをご希望であれば、グッド・クルーを選択肢のひとつとしてご検討ください。
グッド・クルーなら多くの仕事を経験しながらキャリアアップすることが可能です。自分にどんな仕事が合っているのか現段階で見つかっていない方でも、グッド・クルーでは自分の目標を設定し、自分が「今やるべきこと」を見つめ直す機会があります。 研修制度も充実しているため、即戦力となるような専門能力がなくても問題ありません。
また、グッド・クルーでは年齢の近い先輩社員が新入社員をサポートする メンター制度を導入しています。そのほかにも、不安なことや分からないことなどを何でも相談できる環境にあるため、安心して仕事に取り組めるでしょう。
社員の平均年齢も若いため、第二新卒として転職する人にとっては相談しやすい環境も整っている のではないでしょうか。
こうした働きやすい環境の中で多くの仕事を経験していくうちに、自分の強みが見えてきて目標も見つかります。
まとめ
第二新卒は、通常の中途採用と比べると有利な条件で転職できることが多いです。新卒にはない社会人経験があり、通常の中途採用ではあまり重視されないポテンシャルが重視されます。
現在の職場で自分の強みを活かせていないと感じている人は、思い切って第二新卒でキャリアアップを目指してみましょう。転職してすぐに大幅なキャリアアップは難しいですが、中長期的に見て年収アップや役職への就任につながる可能性は充分にあります。