「仕事から逃げたい」と感じる4つの原因
「仕事から逃げたい」と感じる際の主な原因は、以下の4つです。
・業務量が多すぎる
・人間関係がうまくいっていない
・仕事でミスをしたり怒られたりした
・責任が大きくてプレッシャーになっている
それぞれの原因について詳しく解説します。
業務量が多すぎる
業務量が多すぎることで、「仕事から逃げたい」と感じやすくなります。例えば、任される業務量が多く常に仕事に追われていたり、思うように休みが取れなかったりすれば、体力的にも精神的にも疲れるでしょう。
特に、仕事を頼まれたら断れない人や、仕事を後回しにして溜めてしまう人は自然と多くの業務を抱えることになります。その結果、疲労が蓄積して「仕事から逃げたい」と感じてしまうのです。
人間関係がうまくいっていない
人間関係がうまくいっていないことも、仕事から逃げたくなる原因のひとつです。例えば、「職場の上司から嫌がらせやパワハラを受けている」「同僚からミスを押し付けられてつらい」といったトラブルを抱えている方もいるでしょう。
どのような職場であっても人との関わりの中で業務を進めていきます。そのため、人間関係に悩みがあると精神的に大きな負担がかかってしまい、「仕事から逃げたい」と感じるのです。
仕事でミスをしたり怒られたりした
仕事でミスをしたり怒られたりすると、つい仕事から逃げたいと思うことはあるでしょう。例えば、「同僚が集まっている前で怒られた」「理不尽な怒られ方をした」といった場合は、心身ともに大きな負担となります。
業務を進めていくうえでミスが続くと、「また怒られたらどうしよう」と怖くなってしまうのも当然です。ミスが続いたり、怒られたりした場合は恐怖心が芽生えてしまい、「仕事から逃げたい」と感じてしまうのは何もおかしなことではありません。
責任が大きくてプレッシャーになっている
責任が大きくプレッシャーになっていることも、仕事から遠ざけたくなる要因になります。例えば、大規模なプロジェクトへの参加が決まったときなど、任される責任が大きすぎると不安や負担を感じてしまうでしょう。
なぜなら、自分の実力以上の責任を委ねられると、期待ではなくプレッシャーとなってしまうからです。そのため、あまりにも責任が大きいとプレッシャーから逃れたいが故に、「仕事から逃げたい」と考えてしまいます。
「仕事から逃げたい」は悪いことではない
以上の4つの理由によって仕事から逃げたいと思ったとき、後ろめたさを感じる人も多いでしょう。しかし、必ずしもネガティブな思いを抱く必要はありません。「仕事から逃げたい」と悩むあなたに伝えたい思いは、以下の2つです。
・「逃げたい」が成長につながることも多い
・キャリアの選択は常に自分が握っている
それぞれの思いを解説します。
「逃げたい」が成長につながることも多い
「仕事から逃げたい」との気持ちが、成長につながる可能性を秘めています。なぜなら、若いうちは完全に自分そのものを理解しているわけではないからです。
例えば、「自分は今何に対してつらいと感じているのか」を深く掘り下げて考えると本来の自分を知るきっかけになるでしょう。自分について深く考えることで、自分自身を知ることができ、成長につながる可能性があるのです。
「今の環境で何ができるのか」「今がだめならどうすればいいのか」などと試行錯誤しながら行動し続ければ、トラブルを解決するきっかけにもなるでしょう。
キャリアの選択は常に自分が握っている
キャリアの選択は、会社や上司が握っているわけでも家族が握っているわけでもありません。常に自分が握っていることを理解しておきましょう。そもそもキャリア形成に「こうあるべき」というものは存在しません。
多くの人が人生のほとんどを仕事に費やすことになるので、自分が思い描くキャリアを理想に掲げるのがいいでしょう。
最も良くないのは、何も考えずにキャリアの選択を他人に委ねることです。
理想のキャリアを掴みたいのであれば、何事も自分で考えて、選び取っていく意思を周囲に見せることが大切です。
仕事から逃げてもいいかどうか判断する3つの問い
「仕事から逃げたい」と感じたら、以下の3つの問いを自分に投げかけてください。
・今のモチベーションは何か
・体調に変化はあるか
・自己成長ができそうかどうか
ここからは、これからキャリアを築いていくうえで、どのような選択が望ましいのかについて解説します。
今のモチベーションは何か
「仕事から逃げたい」と感じた場合は、今のモチベーションは何かを問いかけてみましょう。仕事のモチベーションは、以下のようにさまざまあります。
・充実感
・達成感
・昇進
・承認
・自己成長
しかし、お金を稼ぐことを仕事のモチベーションにしてしまうと、仕事に対してやらされている感覚になり、受動的になりやすい傾向があります。また、お金をモチベーションにした場合は、仕事の本質を見失ってしまうこともあるでしょう。
お金は仕事をした結果であって、目的ではないのです。
今の仕事で達成できることや得られるものをモチベーションにできないのであれば、職場環境を変えるのもひとつの方法といえます。
体調に変化はあるか
「仕事から逃げたい」と感じた場合は、体調に変化が生じているかチェックしましょう。どのような職場であれ、仕事にストレスは付き物です。しかし、精神面に影響が出ている場合は、無理せず休養すべきでしょう。目安として、以下のような症状がないか自分を見つめ直してみてください。
・食欲がない
・眠れない
・無気力の状態が続く
これらに当てはまる状態であれば、無理は禁物です。病院を受診して、心身の回復に努めましょう。
自己成長ができそうかどうか
「仕事から逃げたい」と感じた場合は、自己成長ができそうかどうかを考えましょう。例えば、「責任のある仕事を任された」「繁忙期に突入したため仕事量が増えた」といったように一時的なつらさの場合、自己成長につながる可能性も高まります。
そのため、自分のスキルアップにつながるような課題であれば、「このつらさを乗り越えるためにはどうしたらいいか」を考えてみましょう。大変な状況ではあると思いますが、乗り越えられればスキルアップしているかもしれません。
反対に、「自分に見合う仕事量を大幅に超えている」「就業規則に違反している」といった自己成長につながらないつらさであれば、環境を変えるのがおすすめです。自己成長のために環境を変えるのは、人生を豊かにする大きな一歩となるでしょう。
今の仕事環境を変える2つの方法
今の仕事環境を変える方法は、以下の2種類があります。
・異動願いを出す
・転職する
それぞれの方法を詳しくみていきましょう。
異動願いを出す
仕事の環境を変えたい場合は、異動願いを提出しましょう。同じ会社内でも、働く環境を変えるだけで気持ちが楽になるケースも少なくありません。特に、職場の人間関係で悩んでいる場合は、新たな出会いが生まれるため効果的といえるでしょう。
ただし、異動は自分の力だけでは変えられないため、直属の上司に相談するのがおすすめです。
転職する
仕事の環境を変えたいときは、転職するのもひとつの方法です。転職すれば、労働環境や人間関係など、すべてをリセットできます。特に、社風が合わない場合や異動願いを出しても状況が変わらない場合に有効といえるでしょう。
ただし、転職活動は時間がかかるため、働きながら次の職場を見つけるのがおすすめです。働きながら転職活動するコツは、以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
「働きながら転職活動は難しい?失敗しない転職の手順やポイント」
まとめ
「仕事から逃げたい」と思った場合、ネガティブな感情が生まれることもあるでしょう。しかし、仕事から逃げることは必ずしも間違っているわけではありません。壁にぶつかることで自身を見つめ直すきっかけにもなります。
なお、第二新卒の転職にはグッド・クルーを活用するのがおすすめです。グッド・クルーであれば、面接時に丁寧なすり合わせを行うため、求職者のキャリア形成のサポートができます。気になる方はぜひお問い合わせください。