仕事を辞めたいのはなぜ?向いていないときの対処法も紹介

入社してから数年経ち「この仕事は自分には向いていないのではないか」「このまま続けても将来のためにならないかも」と、悩み始めている方は多いのではないでしょうか。 たとえ希望した職種につけていたとしても、必ずしも自分に向いているとは限りません。仕事を辞めたいと思ったときは、自分がこの仕事に適しているかどうか改めて考えると良いでしょう。 そこでこの記事では、仕事を辞めたい・向いていないと感じたときの対処法について解説します。


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仕事を辞めたい・向いていないと感じる理由

なぜ「仕事を辞めたい」「この仕事は自分には向いていない」と感じるのでしょうか。その理由として、以下のような項目が挙げられます。

イメージと現実のギャップが大きい

入社する前は、理想の社会人として、仕事をそつなくこなしている姿を思い描いていたのではないでしょうか。しかし、理想とする自分になかなか近づけず、イメージと現実のギャップに悩む方は多いようです。

このようなギャップは、新卒の入社1年目や転職した直後に起きやすいといわれています。新卒の場合、学生時代とは生活リズムが一変するため、働く大変さを感じやすく、理想と現実のギャップが自分を苦しめるでしょう。

ギャップが大きいほど、「自分はこの仕事に向いていない」という考えにとらわれ、労働意欲の低下につながります。仕事のパフォーマンスが落ちれば、さらに向いていないと感じてしまい、悪循環に陥ってしまうのです。

自信が持てない

仕事が向いていないと感じる理由のひとつとして、自分に自信が持てないことが挙げられます。特に、入社後しばらく経過し、新人として扱われなくなる時期に多くみられる傾向です。

新人としてレクチャーを受けていた時期とは異なり、「これくらいできて当たり前」といった扱いが、プレッシャーになっていると考えられます。また、同期と比べられて自信を失う人もいるでしょう。

仕事の嫌なところが目につく

仕事に慣れ、自信がついてくる時期には、仕事内容や会社の嫌な部分が目につくようになります。入社当初は、膨大な業務を覚える作業に必死で深く考えなかったかもしれません。

しかし、仕事をよく知ることで「友人の会社は残業がない」「真面目な先輩が評価されていない」など、周囲を観察する余裕が生まれます。会社の嫌な部分を見るほど、自分はこの仕事に向いていないと考えてしまいます。

責任感や重圧を感じる

ある程度の経験を積むと、チームリーダーや昇進といった話が舞い込んでくるでしょう。しかし、任される仕事の量や質が変化していくなかでストレスを感じる人も少なくありません。

特に自信を持てないタイプは「自分に務まるのだろうか」「失敗したらどうなるかな」と、感じる不安も大きいといえます。そのようなストレスを回避するため、ほかの仕事や職場に目がいくのかもしれません。

上司や先輩から「向いてない」といわれた

上司から良い評価を受けられず、自分に失望するケースもあります。

自分では問題なく仕事をこなしていると思っているときに「向いていない」と伝えられると、誰でもショックを受けるでしょう。

仕事の向き・不向きを判断するタイミングは?

仕事の向き・不向きに悩んだときは、その度に適性を見直すことが大切です。仕事の適性を考える時期に決まりはないので、違和感を覚えたときに考えてみましょう。

特に入社1年目は、仕事に不慣れで適性に不安を感じやすい傾向があります。仕事に慣れる過程で解消されるケースもあるため、深く悩みすぎないことが大事です。

入社2年目は仕事に慣れ、周囲との比較が始まる時期です。実務経験をある程度積んでいるため、客観的に適性を判断しやすくなります。

入社3年目は、将来の不安から適性が気になる時期です。「数年後もこの会社で仕事をしている姿を想像できない」「このまま続けても得られるものがない」など、頑張っても成果がでないと感じるのであれば見切りをつけても良いかもしれません。

仕事の向き・不向きを判断する方法

「この仕事に向いていないかもしれない」などの悩みに明確な答えはありません。どこまでできれば適性があるかといった基準はありませんので、判断に迷う方も多いでしょう。

仕事の向き不向きを判断するためには、以下の項目を振り返りってみましょう。

仕事にやりがいを感じるか

仕事のやりがいは、向き不向きを考えるひとつの目安になります。やりがいがあれば、トラブルを前向きに乗り越えようと考えられるでしょう。このように、仕事に対してポジティブに考えている状態のことを、「ワーク・エンゲージメント」という言葉で表現されます。

ワーク・エンゲージメントを高く保つことができる場合は、その仕事に向いているといえます。逆に、ワーク・エンゲージメントが低く、仕事にやりがいが持てない場合は、その仕事に向いていない可能性が考えられるでしょう。

将来の自分がイメージできるか

このまま同じ会社で働き続けたうえで、将来の自分の姿を想像できるかどうかも、向き不向きを考えるポイントです。

3~5年間勤務を続けたとして、前向きなイメージが想像できなければ向いていない可能性があります。

仕事で成果が出ているか

仕事の成果が出ていれば、適性のある仕事と判断できます。成果が出ているのは、自分の能力を活かせているとも取れるはずです。反対に、同僚と比べて成果が出ていない場合は、仕事が適性でないともいえます。

しかし、成果が出せない原因がほかにあれば、安易に向き不向きを判断するのは危険です。例えば、労働環境が悪いと仕事のパフォーマンスが下がり、成果に反映しないこともあります。

仕事を辞めたい・向いていないと感じたときの対処法

仕事に向いていないと思ったとき、転職を検討すべきかどうか考える方はいるでしょう。とはいえ、何も考えずに転職をすると、また仕事の適性で悩むケースがあります。まずは、落ち着いてから今後の働き方を見直しましょう。

ここでは、仕事に向いていないと考えたときの対処法を紹介します。

いったん仕事から離れてリフレッシュする

仕事の成果や将来を考えるあまり、心身にストレスがかかっていると正常な判断ができません。

そのため、有給休暇などを利用して旅に出たり、趣味に打ち込んだりしてリフレッシュしてみましょう。しっかり休んだうえで、リラックスした状態で改めて仕事の適性を考えることが大事です。

周囲に相談する

悩んでいることを上司や同僚、友人に相談すると気持ちを整理できます。

また、第三者からの客観的な意見が聞けるため、自分では思ってもみない評価を得られるかもしれません。その際は、相手に気を遣わせず率直な意見を聞くよう心がけましょう。

異動希望を出してみる

配属先の部署が合っていない可能性も考えられるため、人事担当者に相談して異動の希望を伝えるのもおすすめです。

必ず異動できるとは限りませんが、異動を認めたほうが会社にとってメリットが高いケースもあります。即時対応は難しくとも、将来的に異動できる可能性もありますので、伝えて損はないでしょう。

思い切って仕事に集中する

仕事に向いていないと感じ、すぐに辞めたり、転職を決断したりすると後悔する可能性があります。自分のなかで期限を決め思い切って仕事に打ち込むと、違う考え方にシフトできるかもしれません。

その期間に成果が出れば、モチベーションアップにつながるでしょう。また、転職に必要なスキルを習得するきっかけにもなります。

転職を検討する

今の会社が自分に向いていないと判断し転職する際は、自分の適性を知っておくことが大切です。もし自分で考えても、仕事の適性がわからない方は、ぜひグッド・クルーへご相談ください。

グッド・クルーでは、学歴・経験不問で第二新卒採用を行っています。また、教育や研修制度が充実しており、転職後のスキルアップを目指すことができるため、気になる方はぜひお問い合わせください。

まとめ

仕事の向き不向きに悩んだとき、「もっと自分に合った会社があるのではないか」と考えるのは自然なことです。成果が出せないと仕事へのモチベーションが下がってしまう可能性があるため、改めて自分がその仕事に向いているかどうかの確認を行いましょう。周囲に悩みを相談したり、リフレッシュをしたりすることで、自分に向いている仕事が見つかるかもしれません。