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こんな企業なら辞めていい!転職を考えるべき3つのケース
仕事ができないと悩んで自己否定しそうになったら、以下の辞めていいパターンに当てはまっていないか考えてみましょう。
失敗を執拗に責められる
失敗を必要以上に責められ、「自分は仕事ができない」と洗脳されるケースは珍しくありません。何度もミスを指摘され続ければ、自信を失くすでしょう。そのため、洗脳される前に働く環境を変えるのがおすすめです。
周囲からのサポートがない
「仕事が遅くて終わらない」「ミスを連発してしまう」といった出来事は、誰もが経験することです。ただ、仕事を辞めたいと思ってしまうほど、思いつめてしまう状況であれば、周囲のサポートが足りないのかもしれません。仕事で困っている人を助け合えない職場環境であれば、新しい環境を探すのもひとつの方法です。
評価制度が合わない
仕事に対して正しく評価されない環境であれば、転職を視野に入れましょう。例えば、ミスをした場合は執拗に責められ、成果を出しても何一つ評価されなければ、仕事に対するモチベーションも下がります。正しく評価してくれる環境の元で働ければ、今より活躍できるかもしれません。
上記の3つに当てはまる場合は、組織的な課題があるケースもあり、転職を積極的に考えるのがおすすめです。
自分に合った企業選びをするときに必要なチェックポイントについては、以下の記事で紹介しています。
転職先の選び方を知りたい!転職が失敗する理由3つと企業の探し方
仕事ができない状態で辞める場合のリスク
仕事ができない状態で辞める場合、「転職難易度が上がる」ことはきちんと理解しておくべきです。
第二新卒の場合、ポテンシャルで採用してもらえるケースも多いですが、志望する企業が必ずしもそうとは限りません。中途採用枠で第二新卒を募集しているケースは、基本的にスキルや実績がなければ転職は難しいでしょう。
社会人としてのスキルが不足している状態で仕事をやめるということは、スキルを身に付けられるフィールドを失ってしまうということなのです。
また、「仕事ができない」という理由で退職した場合、転職活動へのモチベーションがなかなか湧いてこないこともあります。ポジティブな気持ちが企業側に伝わらなかったり、退職理由とキャリアの方向性が伴っていなかったりすると、転職が難しくなってしまいます。
このように、仕事ができない…という悩みで辞めることには、一定のリスクが存在します。
そのため、「仕事ができないからやめたい」と思ったとき、今の職場で改善できる点はないか、スキルアップだけでもできないかと、一度考えてみることも重要なプロセスです。
仕事ができず辞めたくても退職を思いとどまるべきケースがある
仕事ができないと感じ、辞めたいと思ったときでも、退職を思いとどまるべきケースがあります。
その理由について説明しましょう。
「仕事ができない」が思い込みの場合
実際は仕事ができるのに、自分自身で「仕事ができない」と思い込んでいる場合があります。
仕事ができないと感じたら、まずは他者からの客観的な意見を聞いてみることをおすすめします。同僚、もしくは上司に他己評価をしてもらいましょう。自身への正当な評価を知ることで、考えが変わるかもしれません。
もし仕事ができないことが思い込みだと気付いた場合には、「なぜ思い込んでしまったのか」を考えましょう。
コミュニケーションの仕方に問題があったのか、自分の性格や特性が影響しているのか、評価制度によるものなのか、理由はさまざまでしょう。
その理由を明確にすることで、今の状況を変えられるきっかけが得られるかもしれません。
部署移動で解決できる場合
仕事ができない理由が「自分に合っていないから」なのであれば、転職する前に部署異動ができないか交渉することも考えましょう。
環境が変われば、仕事内容も変わります。適性は人それぞれなので、活躍できる可能性もあるでしょう。ただし、部署を異動したとしても、同じ悩みを抱える可能性があることは念頭に置いておかなければいけません。
「仕事ができない」の対処法は「できない」を言語化すること
誰も最初から仕事ができるわけではありません。仕事ができない自分が嫌になったり、周りと比べて不安になったりすることもあるかもしれませんが、わずか数年の在職期間で仕事ができる人はそう多くはありません。
仕事ができないと感じたとき、まず考えてほしいのは、「スキルを身に付けるには一定の期間と経験が必要」ということです。
転職をする勇気も大切ですが、自分のキャリアや将来を考えて、「今はスキルアップすべき」と考えたなら、どうすれば仕事ができるようになるかを考えましょう。
ここからは、「仕事ができない」自分を「仕事ができる」自分にする方法について、徹底解説します。
自分が「何をできないのか」言語化する
今、自分に対して「仕事ができない」と感じていたとしても、スキル不足は日々の工夫や意識で補えることも多いものです。
まずは自分の課題がどこにあるかを状況別に整理しましょう。できないポイントを言語化できれば、改善すべきポイントが明確になり対策を考えることができます。
パターン1.仕事が遅い
納期や難易度を把握せず、1日のスケジュールに見通しを立てないまま着手すると、必要以上に時間がかかってしまうことがあります。
仕事の進捗が悪く、人よりも仕事を終えるのが遅い場合、足りていないのはスケジュール管理能力です。
また、完璧主義な性格も仕事を遅れさせる要因のひとつです。想定以上の工数がかかっているとき、細かいところにこだわりすぎたり、質を追い求めすぎたりしていないか考えてみましょう。
パターン2.何度も同じミスを繰り返してしまう
同じミスを繰り返している場合、社内の確認体制が整っていないか、業務そのものに慣れていない(熟知していない)ケースが考えられます。
後者の場合、
・具体的な対策を考えられていない
・仕事の本質を理解していない
・質問をしていない
など課題はさまざまあります。
また、これらの根本的な要素に「報連相ができていない」があります。コミュニケーションが不十分なために、目的な委細を把握せずに仕事を進めてしまったり、対策案やアイデアが生まれる機会を逃してしまったりします。
パターン3.評価が上がらない
自分が頑張っているつもりでも、なかなか評価が上がらず、自分に自信をなくしてしまうこともあるでしょう。
昇進の評価制度はさまざまですが、評価が上がらない…と悩む人の場合、以下に課題があるケースが考えられます。
・基本的な身だしなみや言葉づかい
・基本的な業務スキルや技術
・約束や期限を守る
・自主性、行動力
・コミュニケーション能力
「仕事ができる」人がやっているテクニック4選
仕事ができないと感じているのであれば、仕事ができる人からテクニックを学ぶことが一番です。
メモを取ったり先輩の仕事を見て真似したりなどは基本ですが、ここでは仕事ができる人が意識している3つのテクニックについて紹介します。
普段の業務から心掛けることで、仕事の質と生産性を高めていきましょう。
質問はオウム返しする
質問するときや、説明を受けているときにオウム返しをしてみましょう。
はい、はい、とただ相槌を打つよりも「話をしっかりと聞いている」という姿勢が伝わり、好印象を与えられます。
また、オウム返しをしていると、常に相手主導で話を進めることができます。話が広がるきっかけにもなりやすく、発言の意図や目的を自然と深掘りできるので、より深い理解ができるようになります。
工数を記録する
スケジュール管理ができる人は、自分の仕事に優先順位をつけています。
優先順位にもさまざまな要素があるでしょう。例えば、納期などの期限、部署にとっての重要度などです。
しかし、たとえ優先順位が分かっても業務を終えるまでにかかる時間を把握できていなければ、計画的なスケジュールを組むことができません。
例えば、納期がまだまだだからと着手を先延ばしにしていた仕事が、着手してみたら想定よりも時間がかかるものだった・・・というケースは多いです。そのため、ある程度の工数を予測して優先順位をつけることが大切です。
ツールで計測するなどして、タスク単位で時間の記録をしておくと良いでしょう。
シングルタスクを心掛ける
2つ以上の仕事を同時並行して進めることをマルチタスクといいますが、その対になるのがシングルタスクです。1つのタスクのみに着手する方法で、生産性アップにつながります。
マルチタスクでは、別の仕事に着手する度に脳の切り替えが必要です。初速は誰でも遅くなるものでしょう。そのため、切り替え回数が増えれば増えるほど無駄な時間が発生することになります。
どうしてもマルチタスクになる場合は、似たタスクをまとめた時間で行うだけでも時間を短縮できます。
日々の仕事で心がけてみてくださいね。
そのほか、仕事ができない自分を変える方法については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
新卒2年目で「仕事ができない自分」とさよならする方法
まとめ
仕事ができないから辞めたいと思ったとき、本当に辞めていいのか、それとも今の職場でのスキルアップを目指すかの判断が重要です。
スキルアップを目指すときは、まず自分の「できない」を言語化しましょう。仕事の課題をしっかりと把握し、自分なりの成長ポイントを見つけることが大切です。
仕事ができる人のテクニックも参考にしつつ、日々の仕事で心がけてみてください。