新卒2年目で「仕事ができない自分」とさよならする方法

新卒2年目で、仕事をうまくこなせない、ミスばかりで上司に怒られてしまうなど落ち込んではいないでしょうか。徐々に周りが見えてくる新卒2年目だからこそ、「自分は仕事ができないのでは」と悩んでしまうものです。 今回は、新卒2年目の人に向けて、仕事の悩みや不安を乗り越える方法、落ち込んだときの対処法を紹介します。


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新卒2年目で「仕事ができない」と悩むのはなぜ?

新卒2年目で「仕事ができない」と感じてしまう原因を4つ紹介します。

他人と比較している

新卒2年目は、新入社員が入社し、後輩ができる時期でもあります。新人として扱われないだけでなく、頭の良い新人を見たり、同期と仕事の任され方に少しずつ差が出てきたりするとプレッシャーを感じてしまうものです。

「自分よりも後輩のほうが褒められている」「自分よりも同期のほうが仕事を任されている」と、自分と他人を比較してしまうと、自分の能力を客観的に見えなくなり、仕事ができないと感じてしまいます。

目標が見えない

新入社員の頃は仕事に慣れることに精一杯の人も多いですが、新卒2年目になると、入社時よりも落ち着いて仕事に取り組めるようになります。

また、自分の状況が客観的に見えてくるからこそ、仕事が自分に向いているのか、将来的にどうなりたいのか不安を感じ、目標が見えなくなりやすい時期でもあります。

今の会社と他社を比較して、今の会社にいて成長できるのか不安に感じる人も多いでしょう。

劣等感が強い

新卒2年目で任される仕事が増えてきても、自分の仕事のミスばかりが目につき、いつまで経っても成長できないと劣等感を感じてしまうことも、仕事ができないと感じる原因です。

自分のできない部分ばかりに目がつくと、やる気がなくなり、さらに仕事に打ち込めなくなる負のスパイラルに陥ってしまいます。

理想が高い

「新卒2年目ならこのぐらい仕事ができるべき」という理想をもっている人もいるでしょう。しかし、自分の描く理想像が高すぎると、現在の自分と比較して、「まだまだたどり着けていない」「努力が足りない」と落ち込み、仕事ができないと感じてしまいます。

「新卒2年目」はまだまだ若い

ここまで、新卒2年目で仕事ができないと感じてしまう原因を説明してきました。それでは、周りから見た新卒2年目の人材は、どのように映っているのでしょうか。新卒2年目側の視点ではなく、視野を広げて考えてみましょう。

会社の中では「まだ新人」

「もう2年目だから」と感じている人もいるかもしれませんが、会社の中では、新卒2年目はまだまだ新人として扱われることも多いです。部署によっては新入社員が入ってこないこともあり、いちばん若い新人として扱われることもあります。

社内において、新卒2年目でも引き続き相談役の先輩をつけて定期的なフォローを行っていたり、新人として教育していたりすることも多いです。

入社からたった1年で完璧に仕事ができるようになるには、相当な努力が必要です。新卒2年目だからといって、完璧を求めなくても良いのです。

転職市場の中では「第二新卒」

転職市場では、新卒2年目は「第二新卒」として扱われます。第二新卒とは、学校を卒業して1~3年の間に、一度就職して求職活動をしている人のことです。

近年、第二新卒で転職を行う人が増えており、企業側も第二新卒の人材の採用を積極的に行っています。

第二新卒の良さは、求職意欲や柔軟性があることです。中途採用では経験やスキルが重視されますが、新卒2年目は「即戦力」ではなく「これから育てていく人材」として見られています。

「仕事ができない自分」から変わる方法

新卒2年目は、周りからはまだまだ新人と思われているため、過度なプレッシャーを抱く必要はありません。しかし、自分から何も行動を起こさないままでは、「自分は仕事ができない」という悩みはいつまでも解消されないでしょう。

ここからは、仕事ができない自分から変わるための方法を4つ紹介します。できることから実践していきましょう。

乗り越えられる小さな目標を設定する

「○○な人になる」のような漠然とした大きな目標は、目標達成のために何をするべきかわからないうえに、達成までに多くの時間がかかります。大きな目標ひとつでは、モチベーションの低下につながりますので、小さな目標を設定することからはじめましょう。

具体的には、「今日は〇件のアポイントを取る」「週に〇冊は業界関連の本を読む」「今週は〇〇を覚える」といった短期的に達成できそうな目標を立てます。目標を達成していく実感が自信につながり、モチベーションがアップしていきます。

小さな目標を何個もクリアできるようになったら、段階的に目標の難易度を引き上げ、大きな目標に近づけるようにしていきましょう。

分からないことをそのままにしない

分からないことを分からないままにしておくと、理解する機会をどんどん失っていくことになります。2年目だからと先輩や上司に聞きづらいと感じるかもしれませんが、少しでも早く疑問は解消しておくべきです。

勉強することで分かることについても、自ら学ぶ姿勢を持ちましょう。専門知識や用語をひとつずつ調べたり、業界で使うソフトをマスターできるように使い方を勉強したりなどです。

そのためには、自分が何が分かっていないのかを知ることが大切です。少しでも疑問に思ったりできないことがあれば、その都度記録しておくとよいでしょう。

先輩や上司の真似をする

「学ぶ」は、真似をする「まねぶ(真似ぶ)」が語源ともいわれています。自分ができていない仕事をできるようにするのは、できる人の仕事のやり方や取り組み方を真似して、自分の仕事に取り入れていくことが大切です。

まずは、仕事ができる人がどのような行動をとっているのか、仕事に対してどのように向き合っているのか、観察することから始めましょう。

自分だけのマニュアルを作成する

仕事ができないと感じるのであれば、仕事中は、できるだけ、細かなところもメモを取るように心がけます。日頃からメモを取る習慣を身につけていれば、作業の無駄な部分、何を理解できていないかが見てくるようになるはずです。

何度もつまずく部分がわかってきたら、手順などをまとめた自分だけのマニュアルを作ってみましょう。マニュアルは、疑問点を解消しながらアップデートしていくことで、自分の知識やスキルを見直す機会にもなります。

「仕事ができない」と落ち込んだときの対処法

自分の仕事に自信をつけるための取り組みをしても、上司から叱責されるなどして「仕事ができない」と落ち込んでしまうこともあるはずです。ここでは、落ち込んだときの対処法を紹介します。

オンオフのスイッチを切り替える

仕事の落ち込みをいつまでも引きずらないためにも、仕事のオンオフのスイッチを切り替えましょう。仕事とプライベートで気持ちを切り替えることで、仕事の悩みやミスをプライベートにまで引きずることも減るはずです。

また、仕事が休みのときは、仕事とは関係のない趣味を楽しんだり、友達と会ったりするなどして、リフレッシュできる時間を持ちましょう。

仕事の日も、おいしいランチを食べたり、仕事終わりに出かけたり、少しでもリフレッシュできるようにすることが大事です。

仕事に役立つスキルを身に付ける

「自分には何もない」という思いも、仕事での自信を失う原因になります。「仕事ができない」と落ち込まないためにも、何かひとつでも良いので、得意な分野でスキルを身につけてみましょう。

スキルは自分の武器になりますし、これだけは誰にも負けないというスキルがあれば仕事での自信にもつながります。スキルを身につけるなら仕事に役立つもので、達成目標としてわかりやすい資格取得を目指すと良いでしょう。

若いうちは吸収も早いので、勉強などでさまざまな知識を幅広く身につける勉強にも力を入れてみましょう。

転職を考える

どうしても今の仕事が合わないなら、第二新卒のうちに転職を考える必要もあるでしょう。より自分の良さを活かせる仕事や、合う職場が見つかる可能性もあります。

転職にあたり、「仕事ができない」と悩んでいるなら、グッド・クルーへの応募もご検討ください。グッド・クルーでは、資格取得のサポートが充実しているので、入社後のスキルアップも可能です。

また、メンター・メンティー制度を実施しているので、「仕事ができない」と一人で悩む必要はありません。社員には上司と1:1でコミュニケーションを取りながら自分のキャリアプランや目標について一緒に考える機会を定期的に設けています。

自己分析やキャリアに関する悩み相談も可能ですので、まずは一度お問い合わせください。

まとめ

仕事ができないと感じているなら、まずはその原因を知って、原因を取り除けるように、自ら行動することが大切です。仕事の内容が合わずに悩んでいるなら、第二新卒のうちに転職も視野に入れてみましょう。