正社員になれない人の特徴とは?正社員を目指す転職活動の4つのポイント!

アルバイトや派遣社員として今の職場を数年経験しているものの、なかなか正社員になれなくて悩んでいるという方は多いのではないでしょうか。正社員へのキャリアアップは決して容易ではなく、経験やスキルも必要です。 この記事では、どうして正社員になれないのか、なれない方の特徴や就職活動時の対策についてまとめました。正社員としての採用を目指している方は、参考にしてください。


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なにが不足している?正社員になれない人の特徴

アルバイトや派遣社員から正社員になれない人には、いくつかの共通した特徴があることが多いです。ここからは、正社員になれない人にはどのような特徴があるのか、どこが不足しているのかについて確認していきましょう。

信頼が得られるビジネスマナーが不足している

正社員になれない理由の一つに、服装や言葉遣い、立ち居振る舞いなど、社会人としてのマナーに欠けていることが挙げられます。

社員の態度や身だしなみなどは、働いている企業の評価につながります。

マナーがなっていないということは、企業の教育が行き届いていない、きちんとした人が働いていないと捉えられかねません。場合によっては、相手からの信頼を失うことにもつながります。

そしてその傾向は、派遣社員やアルバイトよりも、多くの責任が生まれる正社員の方が強くなります。

特に営業など仕事内容によっては、取引先と直接やり取りをするため、ビジネスマナーの有無が業績に影響するといっても過言ではないでしょう。

求められるスキルが不足している

アルバイトや派遣社員の方が正社員になることを目指して求人に応募する場合、中途採用枠での応募になるでしょう。

中途採用枠の場合、企業は即戦力となる人材を募集していることが多いです。そのため、採用者には一定のスキルや知識、経験を持っていることが求められます。

スキルなどが不足していると、企業は一から教育しなければならず、基礎的な仕事しか任せることができません。

そのため、即戦力が欲しい企業は、未経験の方やスキル、経験が少ない人を避ける傾向にあるのです。

自走力が不足している

正社員になれない人には、自走力が不足していることが多いです。

自走力とは、自分自身で考え判断して動くことです。正社員として働く場合、自ら状況を把握して考え、積極的に行動して課題を解決していく姿勢が求められます。

一方で自走力が不足している、つまり常に受け身で指示がないと動けない人は、仕事を任せることができません。そのため、正社員としての採用を避けられてしまうのです。

もちろん組織で働くにあたっては、指示を確認して、それに忠実に行うことが重要です。しかしそれだけでは、正社員としては不十分です。

指示に従うことに加え、積極的に仕事に取り組む姿勢が大切だといえるでしょう。

 

正社員に「なりたくてもなれない」可能性も考慮しよう

正社員になれないのは、必ずしも個人の努力や能力が足りないというわけではありません。環境によっては、正社員になりたくてもなることができないのです。まずはその理由について確認しておきましょう。

正社員登用制度の実績がない

「正社員登用制度あり」と公表していたとしても、実際にその実績がない企業も多くあります。

特に、求人やHPでは、応募者を増やすためにそのような文言を使用することがあります。また、経営状況により正社員登用が実現できていない場合もあるでしょう。

厚生労働省の調査結果によると、正社員登用制度がある企業のうち、実際に採用実績がある会社はわずか13%となっています。
※「派遣労働者を正社員にする制度」(厚生労働省)のデータより算出

正社員になることを視野に入れて働くのであれば、自社でアルバイトや派遣社員から正社員に登用されている人がいるかどうかチェックしてみると良いでしょう。

正社員の条件が厳しい

条件が厳しいために正社員になることが難しい場合もあります。

アルバイトや派遣社員が正社員になるルールとしては、一定期間勤務したあと、会社で規定されている試験や面接などに合格することでしょう。

しかし、一部の企業においては、就業中に特定の資格を取得したり、何らかの実績を積んだりなど、ハードルの高い条件が課せられていることがあります。

こうした条件がある場合、正社員への登用が難しいことも多いです。改めて、正社員になるための要件や基準について確認してみることをおすすめします。

アルバイト(フリーター)から正社員採用は可能?

自社で正社員になれそうにないという方のなかには、正社員を目指して転職活動を検討し始めた方もいるかもしれません。

アルバイト(フリーター)から正社員への転職は、20代であれば前向きに検討できるでしょう。30代以降は、キャリアを重視される傾向にあります。高いスキルや能力を求められる可能性が高いため、実績がなければ難しい可能性が高いです。

今20代でキャリアに不安がある場合、正社員になれるのはあと数年と考えておいたほうが良いかもしれません。現実的なキャリア設計を考え、今の会社で正社員登用が難しい場合は、転職活動を始めることをおすすめします。

次項で、アルバイト(フリーター)から正社員になるためのポイントについて解説しましょう。

「正社員を目指す」ために就職活動を検討しているなら

正社員として採用されるハードルは決して低くはなく、経験やスキルが少ない方にとっては難しい可能性もあります。

しかし、対策を練った上で就職活動をすれば、正社員として採用される可能性を高められます。ここからは、正社員を目指して就職活動をする際に知っておきたい、5つのポイントをご紹介していきましょう。

社会的価値を把握する

正社員になかなかなれない方の場合、ご自身の社会的価値と希望条件にズレがある可能性もあります。まずはご自身の社会人としての強みや弱み、現在のスキルやキャリアなどを棚卸して、市場価値を見直してみましょう。

改めてご自身のことを振り返ってみると、向いている仕事や、希望する仕事に就くために必要なスキルなどが分かるかもしれません。

自身の市場価値を把握した上で、企業側があなたを採用するメリットをアピールしてみると良いでしょう。

企業の研究をする

応募したい企業が見つかったら、その企業の特徴や事業内容、取り扱っている商品やサービス、雇用条件などをしっかりと調べておきましょう。

企業の特徴や強み、魅力などを知って理解が深まれば、入社意欲がより高まって、志望動機でもアピールしやすくなります。

特に未経験でも応募できる求人の場合、意欲やポテンシャルが評価されることがあります。

多くの採用担当者は、入社意欲のある人であれば、企業のことをしっかりと調べて当然と考えています。

企業の情報を知らないと、入社意欲が低いと評価されてしまう可能性があるため、入念に調査しておくことが大切です。

面接対策を第三者に依頼する

現在アルバイトや派遣社員として働いている方の中には、新卒で面接がうまくいかなかったと感じている方も多いかもしれません。

正規・非正規に関わらず、面接は多くの方が苦手と感じる項目です。つまり、しっかりと対策して自信を持って臨めば、他の応募者との違いをアピールすることができるかもしれません。

正社員として採用されるためには、面接対策に時間をかけるようにしましょう。

家族や友人などに協力を依頼して、模擬面接を行うのがおすすめです。聞かれると予想される内容を整理して、声に出して練習しておくと、本番で緊張しにくくなるでしょう。

実際に話してみることで、言葉遣いや話し方の癖、話しているときの表情などもチェックしてもらうことができます。採用担当者の方が聞き取りやすいよう、話し方も見直しておきましょう。

面接では、これまでフリーターや派遣社員として働く中で得たスキルや経験を、しっかりとアピールしてください。

エージェントに相談する

就職活動を続けてもなかなかうまくいかない場合、エージェントに相談して就職先をリサーチするという方法もあります。

持っているスキルや知識、希望する条件などを伝えれば、自分では見つけられない求人を紹介してもらえることがあります。

エージェントによっては面接練習などに付き合ってくれるところもあるので、一度サポート内容を確認してみましょう。

育成制度に力を入れている企業を探す

最近では、育成制度に力をいれ、未経験者や第二新卒を積極的に受け入れる会社も増えてきました。セミナーや資格支援制度など、多くのキャリアサポートを取り入れているため、キャリアに自信がないという方は探してみるといいでしょう。

自分が何をしたいのか分からない、学歴に自信がないという方はグッド・クルーをご検討ください。学歴・経験不問で第二新卒の採用を行っています。

面接後にはフィードバックや自己分析のサポートが受けられるなど、転職を考える人すべてに寄り添った採用を行っています。

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まとめ

非正規雇用の人が増えている中、正社員を目指すことは簡単ではないかもしれません。しかし、しっかりと自己分析をして対策をすれば、正社員になれる可能性はあります。今回ご紹介した内容を参考に、まずはご自身のキャリアの見直しから始めてみてはいかがでしょうか。

キャリアに自信がない、自分の強みが分からないという方は、未経験者や第二新卒を積極的に受け入れる会社を検討してみるのもひとつの手です。