自分に合う仕事がわからない!やりがいのある仕事の見つけ方

仕事をするのであれば、やりがいを感じられるほうが良いでしょう。しかし、やりがいが見つからずに悩んでいる人も少なくありません。やりがいのある仕事はどのような見つけ方があるのか、具体的な仕事例や注意点についても紹介します。


この記事は約7分で読み終わります。

やりがいのある仕事を考えるときに重要なこと

まずは、「やりがいのある仕事」とは何なのか考えてみましょう。

自分にとっての「やりがい」を考える

やりがいは「遣り甲斐」と書き、「そのことをするだけの価値と、それにともなう気持ちの張り 」という意味があります。

つまり仕事によって何かを得られるだけの価値や張り合いがあると、その仕事はその人にとってやりがいがある、という解釈になるわけです。「何か」とは満足感や達成感だったり、手応え、喜びだったりします。同じ仕事でも、どこにやりがいを感じるかは、人それぞれです。

やりがいという言葉でしっくり来ない場合は、どんなときに満足感や達成感、手応え、張り合い、喜びを得られるか考えてみると良いでしょう。例えば、たくさんの給料をもらえたとき、周りから評価されたり褒められたりしたときなどが考えられます。

今の仕事でやりがいを見出す方法を考える

仕事にやりがいがあれば、モチベーションや励みになりますし、多少困難があっても乗り越えるだけの気概を持てます。逆にやりがいが無ければ、今の仕事が自分に合っていないと悩むかもしれません。

だからといって、すぐに転職を考えるのは時期尚早です。まずは、今の仕事にやりがいを感じられるところが無いか、自ら見出してみましょう。

やりがいを見出すには、自分の仕事における良い面と悪い面を書き連ねてみると分かりやすいです。モチベーションが上がったり、成功体験があったりするのは良い面であり、失敗したり、嫌な思いをしたりするのは悪い面です。悪い面を少しでも減らしたり、改善したりして、良い面を増やすようにしましょう。

四象限マトリクスを使う方法もあります。十字で分かれた4つのエリアに、該当する業務を書き出す方法です。例えば、縦軸がモチベーションの有無、横軸が成果の有無であれば、両方とも有るのが右上、両方とも無いのが左下になります。モチベーションだけ有れば左上、成果だけあるのが右下です。

この場合、右上に書き出したのがやりがいに近いものになります。そこに重点を置けば、今の仕事でもやりがいを見出せるようになるでしょう。

できれば、右下や左上のように、モチベーションか成果のどちらかが欠けている業務についても、右上に昇格できる=やりがいに変えられるよう改善したいところです。

右下であれば、どうすればモチベーションが上がるのか、同じ業務を担当する先輩や同僚に相談してみると良いでしょう。左上であれば、成果を挙げるために何が不足しているか考えます。上司に相談すると的確なアドバイスをしてくれるかもしれません。

このように、右上の項目が増えていくほど、今の仕事に対してやりがいを感じられるようになるでしょう。

【仕事例あり】やりがいのある仕事の見つけ方

やりがいを見つけるために転職するのであれば、先ほどのやりがいを感じられる「何か」を得られる仕事から選ぶのが一番です。ここでは事例別に、どんな仕事があるのか見てみましょう。

人から感謝される

人から感謝されることに喜びを得られるなら、お客様に近い立場で仕事をすると、やりがいを感じられる機会が多くなります。

例えば、美容師やマッサージ師、エステティシャンなどの技術職は、自分の能力に対して感謝される仕事です。ブライダル関係も、縁の下の力持ちになって理想の結婚式を実現するわけですから、お客様に感謝されます。

医療関係も、病気の人を治療して、健康な生活を送れるようにしたり、痛みから解放したりするので、多くの患者から感謝される仕事です。

協力してやり遂げる

スポーツなどで、チームで何かを達成するのがやりがいにつながるのであれば、一人ではなく、チームでプロジェクトを成し遂げる仕事がおすすめです。これは、工場や製造業での勤務も当てはまります。大勢の人が携わり、それぞれがやり取りしながら、プロジェクトのゴールに向かって調整や改善を繰り返す仕事です。

ゴールに至るまでの過程は決して楽ではありませんし、ときには壁にぶつかることもありますが、それだけに達成感も大きいでしょう。仲間と一緒に喜びを分かち合えるのも、協力して成し遂げる仕事ならではです。

目に見える成果を得る

仕事の成果が目に見えることでやりがいを感じられるなら、ものづくりに携わったり、クリエイターを目指したりするのがおすすめです。最近ではパソコンやスマートフォンで映像や音楽を簡単に作れるようになり、企業に所属するだけでなく、独立して収入を得ているクリエイターも数多く存在します。

ほかにも、服飾関係であればデザイナーやソーイングスタッフ、建築関係であれば建築士や大工なども成果が目に見える仕事です。

給与が高い

給料で満足感を得られるのであれば、高給を目指せる仕事が良いでしょう。基本給が高いのはもちろん、歩合制の仕事であれば、自分の働きぶりによって、いくらでも給料を増やせます。

例えば、営業やタクシーの運転手などです。いずれも給料を増やすのは簡単ではありません。地道な努力と試行錯誤を経て、ようやく実現できるものです。それだけに高給という形で見返りがあれば、この上ない満足感を得られるでしょう。

ベンチャー企業も、創設間もないころに入社すれば、高給を目指せる可能性があります。例えば、経営が軌道に乗ったときや株式が上場したときなどです。初期から参加しているほど、見返りは大きくなります。

もちろん、そこに至るまでは困難の連続ですし、給料も低いままです。それでも挑戦する意欲や成功したい気持ちが強ければ、それすらやりがいを感じて乗り越えられるでしょう。

やりがいのある仕事を探すときの注意点

やりがいを求めて転職するときは、いくつか注意点があります。

想像と実際は違うということを理解する

これまで紹介した分析を行った上で、やりがいのある仕事だと思って転職しても、実際に働いてみると違ったというのは、よくある話です。

職場で働くと、仕事以外にも人間関係や環境など、さまざまな要素がやりがいに影響します。もし、何らかの事象に妨げられて、やりがいを感じられなくなったのであれば、さらに転職を繰り返しても同じ結果になってしまうでしょう。自分でコントロールできないことに対する不満が、やりがいの有無に置き換わっている可能性があるからです。

その場合は、やりがいを探すよりも、不満を取り除くほうが先決でしょう。

人と比べない

先ほど触れたとおり、仕事でどんなやりがいを感じるかは、人それぞれです。同じ仕事をしているのに、やりがいを感じていきいきしている人と比べると苦しくなってしまいます。

やりがいを感じないことは悪いことではありません。やりがいが無くても仕事を続けている人は大勢います。自分自身がやりがいを感じることを少しでも大切にして、仕事に集中するほうが建設的です。

それでも見つからないときはグッド・クルーへ

グッド・クルーは、人材支援を行う派遣会社です。キャリア形成や市場価値を高めるための研修、自己分析のサポートなどを行っています。

実際に働きながら人材支援を受けられるため、お客様やクライアントなど、目の前にいる人のお役に立てることで、やりがいを感じられます。たとえ、現時点では自分が何がしたいのか分からなかったり、やりがいが見つからなかったりしても、さまざまな業務にチャレンジしているうちに楽しい、うれしいと思えるポイントを見つけられるでしょう。

やりがいを見つけるために転職を考えているなら、ぜひご相談ください。

まとめ

やりがいのある仕事を見つけるには、業務の中でモチベーションが上がり、成果も得られるものに重点を置くと良いでしょう。転職するときも、仕事を通して何を得たいのか突き詰めると、適した職場を見つけやすくなります。