職場の人間関係が辛い!ストレスを感じる時に試したい9つのこと

職場の人間関係がうまくいかないと悩んでいませんか。ストレスのレベルによっては、そのまま我慢し続けていると心身に不調をきたしてしまうこともあるため注意が必要です。今回は、職場の人間関係が辛くなる原因と、悩みのレベル別に対処法について解説します。


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職場の人間関係が辛く感じる原因は?

仕事は人間関係なしには成り立たないものですが、上司や同僚にはさまざまな人がいるため、関係構築がうまくいかず悩んでいる人も少なくありません。そもそも、職場の人間関係を辛く感じる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。具体的な例を見ていきましょう。

派閥がある

職場で派閥があると、対立が起きたときにお互いに陰口を言い合ったり仕事の妨害をしたりすることがあります。派閥にかかわらずに中立でいようとしても板挟みになってしまい、人間関係に疲れて辛く感じることがあります。

また、どの派閥に属しているかによって評価に影響が及ぶような環境も、ストレスに感じられるでしょう。

みんなに好かれようと頑張りすぎている

周囲の人みんなに好かれようと思うことも、人間関係が辛くなる要因です。

人に対する価値観や好みは人それぞれのため、誰にでも好かれようと努力することは現実的ではありません。良い人と思われようとするために過度に気を遣わざるを得なくなることが、ストレスを生み出すのです。

職場で孤立している

コミュニケーションの苦手な人が陥りやすいのが、職場での孤立です。孤立した状態が続くと、次第に他人から嫌われていると思い込むようになってしまいます。また、周囲との連携が取れず仕事に支障が出てしまうこともあり、辛く感じる原因になってしまうでしょう。

苦手な人がいる

職場に苦手な人がいると、その人と関わるたびにストレスを感じてしまうことがあります。たとえば、いつもネガティブな人や不機嫌な人、責任感がない人などと仕事をしなければならないと、悩みの種となってしまうでしょう。

苦手な人とはコミュニケーションも希薄になり、ますます苦手に感じるようになるという悪循環も生じます。

パワハラやいじめを受けている

パワハラやセクハラ、また理不尽な扱いを受けている場合や、職場で無視や陰口などのいじめがある場合には、当然ながら人間関係の辛さが強く感じられるでしょう。

我慢して働き続けると、心や体に不調があらわれることも少なくありません。そのままにせず、適切な対処が必要になります。

 

【レベル別】職場の人間関係が辛い時の対処法!

職場の人間関係が辛いときの対処法は、ストレスのレベルによって異なります。気分がもやもやするレベル、悩みが大きくなっているレベル、疲れ切っているレベルの3段階別に、対処法を紹介します。

レベル1:気分がもやもやしている

気分がもやもやしているとき、心に悩みが生まれている状態と考えられます。多くの場合、まだ明確化していないことが多いです。

このようなときは、次の対処法を試しましょう。

仕事だと割り切る

もやもやすることがあっても、流すように心がけるだけでストレスの度合いは大きく変わってきます。嫌な人と接することも仕事のひとつとして割り切りましょう。

苦手な人と無理をして良い人間関係を構築しようとする必要はありません。仕事は仕事と割り切ることで気持ちが楽になるうえ、仕事も円滑に進めることができるようになります。

相手の良い面を探す

苦手に感じる相手は、嫌なところばかりが目につきがちです。一度相手に対する先入観をなくして見方を変えてみましょう。どんな人にも良い面はあるはずです。それが見つかれば、これまでの苦手意識も薄れていくかもしれません。

自分の改善点を考えてみる

人間関係がうまくいかないとき、必ずしも相手だけに問題があるとは限りません。自分が気づかない間に相手を不快にさせる行動を取っていた可能性もゼロではないからです。

また、苦手意識は、無意識のうちに相手に伝わってしまうことが多いです。そして、人は好意に対しては好意で返し、悪意に対しては悪意で返す性質があります。これを“返報性の法則”といいます。

気付かないうちに相手に対する態度が悪くなっているとしたら、人間関係は悪くなっていく一方です。自分に改善できるところがないか、自分の態度や行動を客観的に見つめ直してみると良いでしょう。

まずは、以下のようなところから考えてみます。

・遅刻や欠勤はしていないか
・報連相ができているか
・正しい言葉遣いができているか
・反抗的な態度になっていないか

プライベートを充実させる

職場でもやもやすることが多い場合、プライベートを充実させて気晴らしをすることも効果的です。

プライベートが充実していれば、職場でトラブルがあっても気持ちの切り替えがしやすくなります。職場がすべてと考えないようにすることで、心に余裕が生まれ、生活にもメリハリが出るでしょう。

レベル2:悩みが大きくなっている場合

悩みが大きくなりストレスを感じている場合は、無理に我慢をせず、人を頼ることも必要です。まずは、身近な人や社内で信頼できる人へ相談してみると良いでしょう。

家族や友人に悩みを打ち明ける

仕事でストレスが溜まってしまう人は、自分の気持ちをどこか押し殺してしまう癖がある人も多いです。そのような人にまずしてほしいのは、家族や友人など自分を良く知る存在の人に悩みを打ち明けることです。自分に近しい人なら、よく思いを理解してくれるはずです。また、理解者であるがゆえ、自分にとってもっとも有効な切り抜け方をアドバイスしてもらえるかもしれません。

社内で味方を見つける

社内で自分の味方になってくれる人を増やすことも効果的です。苦手な人ばかりを意識していると、仕事に対して前向きな気持ちになりにくいでしょう。

苦手な人以外とのつながりを積極的に作れば、苦手な人から嫌な対応を受けても、次第に気にならなくなります。また、理不尽な扱いを受けたとき、周囲からフォローしてもらえることもあるでしょう。

人事部に相談する

セクハラやパワハラ、あるいは相手に大きな問題がある場合には、人事部へ相談しましょう。精神的な負担も大きくかかってくるため、我慢ができなくなる前に早めの相談をおすすめします。

ハラスメント行為などの事実が確認できた場合は、配置転換や職場環境の改善など、問題解決に動いてもらえる可能性が高いです。

レベル3:疲れ切っている場合

ストレスレベルが大きくなると心身を大きく消耗してしまい、「仕事に行きたくない」と考えるようになります。こうなると、専門家の助けや、休職、転職などの対処が必要です。

専門家に相談する

セクハラやパワハラの被害を受けていて社内で解決できないのであれば、信頼できる専門家へ相談しましょう。事例によっては、警察や弁護士、NPOなどへの相談も有効です。

また、辛くて精神的に追い込まれているなら、厚生労働省の「こころの健康相談」や「こころの耳電話相談」などの電話相談も活用してみてください。気持ちを受け止めてもらえるうえ、有効な対処法のアドバイスももらえます。

転職する

人間関係の悩みは、職場を変えれば解消できます。ストレスレベルが大きく、さまざまな対処法を試してみても将来的に解決が見込めないようであれば、思いきって転職を考えてみるのがおすすめです。転職すれば、辛い人間関係をリセットできます。

しかし、転職は簡単に決意できるものではないでしょう。視野に入れている場合でも、なかなか一歩が踏み出せないという人も多いはずです。

そのようなときは、グッド・クルーにご相談ください。グッド・クルーは、就職支援やキャリア形成支援サービスを提供する会社です。丁寧なヒアリングのうえ、自分らしく働ける環境の紹介や、就職後のキャリア形成についてサポートを行っています。

まずは面談からでも受け付けています。

まとめ

職場の人間関係の悩みは、深刻になると心身に不調を引き起こしてしまうこともあります。ストレスの要因を把握し、レベルに応じた対処を行いましょう。また、対処によって解決できない場合には、無理をせず転職を選択することもひとつの方法です。