職場の人間関係で孤立してしまう原因は自己肯定感?対処法は3つ

職場で孤立していると感じると、ストレスが溜まってしまうでしょう。実際に、職場の人間関係で悩む人は多く、上手にコミュニケーションを取ることはそう簡単ではないようです。苦手な人がいる、話しかけることがなかなかできない、など対人関係について悩んでいる人が信頼関係を築いていくには、どうすればいいのでしょうか。 この記事では、職場の人間関係で孤立する人の特徴を紹介します。孤立した際の対処法も併せてチェックしましょう。


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職場の人間関係をうまく築けない理由は「自己肯定感」にある

職場の人間関係で悩む人の特徴として、「自己肯定感が低いこと」が挙げられます。

自己肯定感が低いことが必ずしも悪いわけではありませんが、次のような特徴があるために、スムーズなコミュニケーションを妨げているおそれがあるのです。

・自己開示が苦手
・リスク回避へのこだわりが強い
・他者に依存してしまう

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

1.自己開示が苦手

自己肯定感が低い人の特徴に、自己開示が苦手であることが挙げられます。

例えば、周囲に気を遣って謙遜してしまうあまり、なかなか主張できない場合があります。しかし、「誰にも話しかけない」「話しかけられるのを待っているだけ」といった対応をしていれば、周囲の人は「コミュニケーションを取りたくないのかもしれない」と感じてしまうかもしれません。

周囲とのコミュニケーションがうまく取れていなければ、業務に関する意思疎通もうまく行かず支障が出るおそれもあります。

2.リスク回避へのこだわりが強い

過去の失敗を強くとがめられたことがあったり、失敗したときのショックが強く印象に残ったりしていると、「二度とあの経験はしたくない」という思いから、リスク回避へのこだわりが強くなりすぎることがあります。周囲から「真面目」と言われている人に多い傾向です。

例えば、以下のような特徴に当てはまっていませんか。

・マニュアルやルールに厳しく細かい
・周囲に頼らず、1人で仕事を抱え込む
・自分の意見を曲げられない
・マナーや形式などのこだわりが強く、臨機応変な対応ができない

期限やルールを必ず守ったり、社内の秩序を保ったりすることは大切です。チームにとっても、重要な役割といえるでしょう。

しかし、それを周囲にも強く求め、融通が利かない人だと思われてしまうと、気軽にコミュニケーションを取ることが難しくなるおそれがあります。

3.他者に依存してしまう

劣等感が強く他者に依存している状態だと、他者の意見を過剰に優先したり、「嫌われているのではないか」と不安になったりすることがあります。

例えば、同僚が集まっていると、「自分の悪口を言っているのかもしれない」と勘ぐってしまい、無意識に人を遠ざけてしまうなどです。

また、なかなか周囲からの指摘やアドバイスを受け入れられないこともあります。「自分は会社から必要とされていないのかもしれない」「周囲に嫌われているから指摘を受けた」と落ち込んでしまい、自ら孤立する状況を作ってしまいます。

 

「職場で孤立してるかも…?」人間関係に不安な時の対処法

人間関係に不安を感じる際におすすめの対処法は、以下の3つです。

・「好かれよう」と思うことをやめる
・思考のクセを認識する
・事実を捉える

ここでは、それぞれの対処法を詳しく解説します。

1.「好かれよう」と思うことをやめる

人とコミュニケーションを取るとき、相手の本心を推し測って「〜すると嫌われてしまうかも」など、不安になってしまうことがあるかもしれません。

しかし、人の感情を変えることは簡単にはできません。相手の気持ちをどれだけ考えて発言や行動をしても、仲が深まらないことは往々にしてあります。好かれようと思いを巡らせて、本来しなくてもよい心配や困りごとを抱える必要はないのです。

とはいえ、今日から考え方を変えるのは難しいでしょう。まずは、「話しかける」ということに慣れていくと良いかもしれません。例えば、「おはよう」「お疲れ様」といった基本的な挨拶から始めてみるのもおすすめです。些細なことでも声を出していけば、コミュニケーションを取るきっかけになります。

2.思考のクセを認識する

職場の人間関係に不安を感じた場合は、思考のクセを認識することも大切です。自己肯定感が低い人は、物事を白か黒かの2つに分けてしまう二分割思考になりやすい傾向があります。

しかし、複数の人がいる組織では、価値観も多種多様です。自分とは異なる価値観に順応するのは難しいかもしれませんが、「そんな風に考える人もいるんだな」と受け入れることで、「まあいいか」と妥協の思考が身に付きます。

周囲の価値観を受け入れることで、気持ちが穏やかになれることもあるでしょう。つまり、相手に自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の価値観を受け入れることで円滑に人間関係を構築できます。

3.事実を捉える

職場の人間関係に不安を感じる場合は、感情と事実を切り分けて考えましょう。まずは、物事を重く捉えて考えすぎてしまっている自分を自覚することが大切です。

相手の心を推し測ることは決して悪いことではありません。むしろ、人の気持ちを考えて発言や行動ができることは、とても良いことです。

その個性で自分を苦しめてしまわないよう、事実をしっかりと捉えて、考え過ぎていないか、過剰な反応をしてしまっていないか、自分を客観的に見つめる作業が必要です。

セルフコントロールというと難しく聞こえるかもしれませんが、この積み重ねをしていくことで、だんだんと自分の気持ちをコントロールできるようになるでしょう。

職場の人間関係で失敗続きなら「変化」をつくる

先述した対処法を試す勇気がない場合や、対処法を実践しても改善できない場合もあるでしょう。ストレスが募った状態では、なかなか前向きになることも難しいかもしれません。そんなときは、いったん「離れてみる」ことも大切です。

ここでは、つらい気持ちを和らげる方法として、2つ紹介します。

自分の居場所を変えてみる

職場の人間関係がうまくいかず孤立してしまった場合は、1人の時間ができたと考えるようにしましょう。

孤立というとネガティブなイメージがありますが、「職場の人間関係に左右されない」という点ではメリットといえます。

自分の居場所は、職場以外にも作れます。例えば、自分の仕事に打ち込んでみたり、休憩時間に好きなことをしてみたりするのもいいかもしれません。仕事は仕事と割り切ったうえで、1人の時間を有意義に過ごせるように工夫してみましょう。

環境を変えてみる

前述のとおり、他者の感情をコントロールすることはできません。性格や価値観がどうしても合わなければ、なかなか折り合いをつけるのは難しいでしょう。

私たちは、1日の大半を職場で過ごします。毎日人間関係で悩んでしまう、プライベートの時間も辛い気持ちになってしまうような場合は、環境を変えることもひとつの手です。

環境を変えるのにも、いくつかの手段があります。

・部署異動させてもらう
・支店(支社)へ異動させてもらう
・転職する

部署異動や支店(支社)異動は、必ずしもできるわけではありませんが、人事や上司に相談してみると良いでしょう。そのときに、人間関係のことについても相談ができれば、解決策を示してくれることもあるかもしれません。

また、人間関係の悩みを解決するために、転職する人も少なくありません。転職すれば、一から人間関係を構築できるため、理想の職場環境を見つけるきっかけにもなります。

特に、仕事に悪影響を及ぼしているときや、精神的につらい状況のときは転職を視野に入れるのがおすすめです。

ただし、転職する際は、自己分析を通してコミュニケーションがうまくいかなかった理由について考えることが重要です。理由が分かっていない場合、転職先でもまた同じ状況を招くおそれがあるためです。

自己分析がしたい、自分の強みを知りたいという方は人材会社のグッド・クルーへご相談ください。面接・面談の際には自己分析をしっかりと行い、強みや課題について丁寧にフィードバックを行っています。

グッド・クルーは、応募者の人柄やポテンシャルを重視し、第二新卒の転職をひろく受け入れています。スキルアップや資格取得の支援などキャリアサポートを充実させ、働く人の人材価値を高める事業を行っています。

グッド・クルーの採用については、以下のインタビュー記事もご覧ください。
「あなたが会社の主人公」グッド・クルーの考える“人財”採用とは?

まとめ

職場の人間関係で孤立する場合、自己肯定感が原因になっていることがほとんどです。他者の気持ちを考え、行動できることはとても素晴らしいことです。しかし、そのためにストレスを溜めてしまわないよう、今回紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。

なお、本記事で紹介した対処法がうまくいかないときは、環境を変えることもひとつの解決策です。

第二新卒の転職であれば、グッド・クルーがおすすめです。話を聞いてみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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