社会人経験の少ない第二新卒は、職務経歴書をどう書けば良いのか
新卒と中途の転職活動を比べたとき、職務経歴書が必要になるかならないかが大きな違いのひとつです。職務経歴書とは、応募者がこれまでに携わってきた業務経験と、応募者が有するスキルを確認するための書類です。
一般的には、A4サイズの用紙1〜2枚程度にまとめます。第二新卒は社会人経験が1〜3年と少ないため、職務経歴書に何を書くべきか悩むケースが多いでしょう。
しかし、「職歴なし」と書いたり内容が薄かったりすると、採用につながりにくくなってしまいます。採用担当者は、職務経歴書から意欲、ポテンシャル、転職理由などをチェックしているからです。
つまり、職務経歴書をしっかりと対策しておくと、熱意やポテンシャルを十分にアピールできます。
とはいえ、職務経歴書をどのように書けば良いか、分からない人もいることでしょう。そこで次の項目では、第二新卒が職務経歴書を書くときのポイント3つを例文つきで紹介します。
【例文あり】第二新卒が職務経歴書を書くときのポイント3つ
第二新卒が職務経歴書を書く際、次の3つのポイントを抑えましょう。
ポイント1.職務内容
ポイント2.知識・スキル
ポイント3.自己PR
書くべき具体的な内容を、順番に詳しく解説します。
ポイント1.職務内容
第一に、これまでに取り組んできた職務内容を書く必要があります。記載した職務内容によっては、次の職場でその経験を活かせると判断してもらい、採用につながる可能性があるからです。
前職の会社について知らない採用担当者でも、具体的にイメージできるように、内容は詳細に、かつ簡潔に書くようにしましょう。
ポイント2.知識・スキル
ポイント1で出てきたように、これまでの職務内容を書くことは大切です。ただ、職務経歴書には、応募職種に関連する経験、知識、スキルを中心に書く必要もあります。
なぜなら、応募職種に沿った職務経歴書でなければ、実際に働いたときのイメージを企業側が抱きづらくなってしまうからです。
さらに応募職種に沿ったものでないと、「この応募者は、どの企業にも同じ職務経歴書を提出しているのではないか」と思われる可能性もあり、企業に熱量が伝わらなくなってしまいます。
第二新卒の職務経歴書を出すとき、「自分には書けるような経験や知識、スキルがない」と思っても心配はいりません。社会人経験が浅い第二新卒の場合、新人研修で学んだことも立派なアピール材料となります。
どうしても業務内容の経験や知識が書けない場合は、研修で身に付いたビジネススキルなどを具体的に書くようにしましょう。
ポイント3.自己PR
最後に、自己PRを書くことも大切です。自己PRでは、事実に基づいた自分の強みを伝える必要がありますが、それと同時に応募への強い想いも表現できます。
自己PRに決まったフォーマットはないため、自分の考え方や得意なこと、成功体験、評価されやすいポイントなどを洗い出します。洗い出した内容をもとに、自己PRの内容を考えてみましょう。
自己PRもポイント2の知識・スキルと同様に、応募先企業や応募職種に関連した内容であるほど良いでしょう。
自己PRが思いつかないときに考えるべきこと
ここまでで職務経歴書を書く際の3つのポイントを解説しましたが、自己PRがどうしても思いつかない人もいます。そんなときは、次のふたつに取り組むことが必要です。
・未経験業種・職種のときは「求める人物像」を理解する
・他者からの評価を聞いてみる
順番に詳しく見ていきましょう。
未経験業種・職種のときは「求める人物像」を理解する
まずは、志望企業の求める人物像について、求人サイトや求人広告から情報収集するようにしましょう。志望企業の求める人物像とまったく合致していないことが職務経歴書から読み取れると、面接に進めない可能性もあります。
そのため、求人サイトや求人広告から得られた情報から、アピールできそうなヒントを得ることが大切です。
たとえば、求人サイトに掲載されている求める人物像が「社内外の人と連携を取ることが不可欠なため、コミュニケーション力に長けている人」となっていれば、現在勤めている企業で培ったコミュニケーション力や、他者から信頼を得るノウハウがアピールポイントになるでしょう。
また、企業の求める人物像が「社内には日本人だけでなく海外から来た社員もいるため、グローバルな環境で挑戦したい人」であれば、国際色豊かな環境で仕事をした経験や、英語力がアピールポイントになるでしょう。
他者からの評価を聞いてみる
他者から客観的に評価してもらう「他己分析」を行うことも大切です。なぜなら、他者から評価してもらうことで、自分では気づけなかった長所や短所に気付けるからです。
自分を知っている複数の人へ、自分自身の性格や長所、短所、第一印象などを伺ってみましょう。
自身から見た自分と、他人から見た自分は評価がまったく異なる場合もあります。自分と他者で、どういったところに認識の違いがあるのかを理解し、面接までに自身を客観的に見られるようにしておくのもポイントです。
また、客観的な意見を聞くことで自己PRに説得力が増します。たとえば、職務経歴書や面接で、「顧客との関係を構築するのが得意です」という内容を伝えようと考える人もいるかもしれません。
こういったアピール方法よりも、「顧客から対応が丁寧であると言ってもらい、リピート率90%の結果を残した」などのように、他人からの評価も織り交ぜた方があなたの魅力が伝わるでしょう。
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まとめ
第二新卒は社会人経験が浅いため、職務経歴書に何を書くべきか悩む人が多い傾向にありますが、職務経歴書をしっかりと書けることが、採用を判断するひとつの基準になります。第二新卒の職務経歴書では、「職務内容」「知識やスキル」「自己PR」を意識して書くようにしましょう。
職務経歴書や第二新卒の転職の進め方に不安を感じる場合は、専門家のサポートを受けられるサービスを利用することも、転職に失敗しないためのひとつの方法です。