【第二新卒の就活】第二新卒ならではメリット・デメリットを紹介

第二新卒として就職活動をするなら、新卒や中途採用と比べてどんなメリットがあるのか把握しておきたい人も多いでしょう。面接でのアピールポイントも、第二新卒のメリットやデメリットを意識した方が考えやすいです。 ここでは、第二新卒として就職活動をする上でのメリットとデメリットについて解説します。


この記事は約7分で読み終わります。

就職活動における第二新卒ならではのメリット

最初に第二新卒ならではのメリットについて見ていきましょう。

一定の社会人経験がある

第二新卒なら、すでに社会で働いた経験があります。新卒で就職した会社で新人研修などもすでに受けており、短期間ながらも仕事を経験しているでしょう。そのため、最低限のビジネスマナーや社会人としてのスキルが備わっているのが強みです。

新卒のように、基本的なことをも教育する必要はありません。簡単な仕事なら、すぐにでも任せられることもあります。

新卒を採用するよりも第二新卒を採用した方が教育の手間やコストを抑えられるため、企業にとっては魅力的な人材といえます。

新卒と同じくフレッシュな人材として扱われる

第二新卒は、新卒で就職した会社で働いていた期間があまり長くありません。

そのため、特定の企業にまだ染まりきっていないという点も第二新卒のメリットです。企業側からは、新卒と同様にフレッシュな人材として扱われ、期待されやすい傾向にあります。

中途採用だと、前職の企業の価値観に馴染んでいることから、新しい会社に適応するのに時間がかかる人も少なくありません。長年続けてきたやり方をすぐに変えるのは難しいでしょう。

その点、第二新卒なら前職の会社に在籍していた期間が短いため、新しい環境でも適応しやすいです。もちろん個人差もありますが、一般的に第二新卒ならすぐに企業に適応してくれるものと捉えられています。

そのような事情から、第二新卒の需要は高く、採用に積極的な企業が多いです。

第二新卒のデメリットについても把握しておこう

第二新卒として就職活動をする上で、次のような点がデメリットになることもあります。

在職期間が短い

第二新卒の定義は明確に決まっているわけではありませんが、新卒で就職してからおおむね3年以内といわれています。第二新卒の中には、新卒で就職してから1年も経過しないうちに辞めてしまった人もいるでしょう。

短期間で前職を辞めているということで、ネガティブなイメージにつながりやすい点がデメリットです。採用してもすぐに辞めてしまうのではないかと懸念を抱かれてしまうことがあります。

即戦力としては期待してもらえない

一般的に中途採用の場合には、新卒と違って即戦力が求められます。

何らかのスキルを持っていれば採用で有利となる一方、これといってアピールできるようなスキルがなければ、不利になってしまうことも多いです。

多少のスキルを身につけたとしても、働いていた期間が短ければ、十分なスキルはなかなか身につきません。そのため、即戦力を重視する企業の求人に応募して採用されるのは難しいでしょう。

しかし、中途採用の中でも、第二新卒枠を分けて募集している企業なら、特に不利になることはありません。スキルが求められるとはいっても、新卒よりも社会人経験があるという点で積極的に採用されるケースもあります。

また、中途採用とは別の採用基準で設けているのであれば、十分にチャンスがあるといえるでしょう。

第二新卒の就職活動を成功させるためのコツ

第二新卒のメリットとデメリットを踏まえた上で、就職活動を成功させるには、どんな点に着目すれば良いのか見ていきましょう。

第二新卒に適した時期を狙う

第二新卒で就職活動をするなら時期が重要です。一般的には1年の中で4月と10月が第二新卒で就職活動をするのに有利な時期といわれています。

4月は新年度が始まる時期で、転職を検討する人が多いです。企業側もそれに合わせて、中途採用の求人を積極的に募集します。第二新卒としての就職活動もこの時期を選んで行うことで、内定を取りやすくなるでしょう。

また、4月は新卒で就職する人が入社する時期です。企業によっては、同じ時期に第二新卒で採用されて入社する人も、一緒に同じ研修を受けられることもあります。同じ時期に年の近い人が多く入社することで、働きやすいと感じる人も多いでしょう。

採用に関して有利なだけでなく、入社してからも何かとメリットが大きいです。

10月は人事異動が多い時期で、それに合わせて中途採用の求人を募集する企業も増えます。また、夏のボーナスをもらってから転職しようと考える人も多いため、求職者も増える時期です。

どちらかといえば、即戦力重視の採用が中心ですが、求人自体が増えるため、第二新卒の就職活動も有利に行えるでしょう。応募の際の選択肢も広がるため、妥協することも少なくなります。

第二新卒の採用に積極的な企業に応募する

企業によって採用の傾向は異なります。第二新卒の採用に積極的な企業を中心に応募することで、採用に至る可能性は高まるでしょう。

たとえば、人手不足が慢性化している企業だと、第二新卒の採用に積極的なことが多いです。新卒だけでは必要な人員を確保するのが難しいため、第二新卒の採用も視野に入れようとする傾向にあります。

中途採用では即戦力が重視されますが、すべての企業がそうとは限りません。企業によっては即戦力よりもポテンシャルを重視するところもあります。

第二新卒として就職活動をしている人であれば、中途採用の求人に応募する求職者の中で年齢がかなり若い方です。入社後の成長が見込めるため、積極的に採用されます。そのため、年齢が少し上でスキルを持っている求職者よりも、有利に扱われることも多いです。

社内の若返りを図ろうとしている企業も、第二新卒の採用に意欲を示す傾向が見られます。年齢の高い社員ばかりだと、なかなか新しい発想が生まれません。これまでの考え方から抜け出せなくなってしまいます。

そのような状況の企業が第二新卒を採用するメリットは大きいです。年齢の若い人が入社すれば、社内の雰囲気も変わります。既存の社員にとって、良い刺激にもなるでしょう。

第二新卒ならではのアピールポイントを押さえる

第二新卒は、新卒と中途採用の中間的な位置づけです。第二新卒の採用に積極的な企業から見れば、両者の良いとこ取りともいえます。面接の際には、そのことをよく考慮した上で、自己アピールをするのがコツです。

たとえば、仕事に対する熱意や柔軟さをアピールすることで、新卒に負けないくらいのやる気があることを示せます。

あわせて明確なキャリアプランを練っていることや、前職での経験や身につけたスキルなどもアピールするのがポイントです。一度社会に出ていることで、新卒にはない魅力があることも伝わるでしょう。

ポイントを押さえたアピールのためには、自己分析が重要です。自己分析が不十分だと、自己アピールをする際に、自分の魅力が上手く伝わらなかったり、矛盾が生じたりすることも多いです。

ただ、どのようにして自己分析が苦手な人や自分の市場価値をなかなか見出だせない人もいるでしょう。

そこで、人材派遣会社のグッド・クルーでは、第二新卒者を対象にして、自己分析や市場価値を高めるためのサポートを行っています。

たとえば、「成長実感プログラム」や「メンター・メンティー制度」などです。「成長実感プログラム」では、スキルを身につけたり資格を取得したりできます。「メンター・メンティー制度」により、悩みや不安なことを年の近い先輩に相談することも可能です。

第二新卒としての就職を成功させたいと考えている人は、ぜひグッド・クルーにご応募ください。

まとめ

第二新卒は、社会人経験があり、なおかつ新卒と同じフレッシュな人材として扱われるのがメリットです。新卒と中途採用の良いとこ取りといえるでしょう。

しかし、即戦力重視の企業には採用されにくいなどのデメリットもあります。すぐに辞められてしまうのではないかと、懸念を持たれることもあるかもしれません。

面接の際には、こうしたメリットやデメリットをよく考慮した上で、自己アピールすることが大切です。