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新卒2年目でメンタルが辛くなるのはなぜか
新卒2年目でメンタルが辛くなる原因をいくつか紹介します。
後輩ができた
新卒2年目は、新入社員が入社し、ちょうど後輩ができる時期です。「先輩社員として、お手本でいなければならない」と考え、人によってはプレッシャーを感じることもあるでしょう。また、後輩のほうが優秀に感じたりして、自分は未熟だと劣等感を抱く人もいます。
同期が活躍している
新卒2年目は、今まで新入社員として同じスタートラインに立っていたはずの同期が活躍しだし、任される仕事などに差が出はじめる時期です。新卒2年目では仕事に少し余裕も出て、自分だけでなく周りの評価も見えてくるようになるため、同期と比較して、自分の立ち位置に焦りを覚えることもあります。
新人として扱われない
新卒2年目は、先輩や上司から新人として扱われなくなる時期です。一通り業務を経験して、「できているだろう」「知っているだろう」と思われることが増えていきます。
とはいえ、入社から1年で完璧に仕事がこなせるものではありません。周囲からの期待やプレッシャーが強いと、辛いと感じてしまいます。
仕事の量が増えた
新入社員のころは簡単な業務や先輩の補助といった業務が多かったものの、新卒2年目になると、仕事に慣れてきたこともあり、徐々に任せられる仕事が増えてきます。
本格的に仕事を任されるようになると、今までよりも仕事量が多くなることから、何から手をつけて良いか戸惑う人も多いでしょう。ミスが増えたり、仕事が終わらなかったりしてうまくこなせず、自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。
任せられる仕事が変わった
新入社員のうちは、仕事を覚えることを重点に、簡単な作業が任せられることが多いです。しかし、2年目になると、新人とは異なってより責任のある仕事やひとりで行う仕事を任せられるようになります。
入社したばかりの頃とは仕事の関わり方、責任の重さが変わってくるため、プレッシャーを感じメンタルが辛いと感じることも多いです。
見逃さないで!メンタルが悲鳴をあげているサイン
ここまで仕事でメンタルが辛いと感じる原因を取り上げましたが、メンタルが辛いまま仕事を続けるとどこかに影響が出てきます。以下のサインが出ていないか、自分の状態をチェックしてみましょう。
身体に不調が表れている
本人がメンタルの辛さを自覚していなくても、ストレスとなって、身体に不調をきたしていることもあります。
もちろん季節的な体調不良もあるでしょうが、以下のような症状が続く場合はメンタルが悲鳴をあげているサインかもしれません。身体の調子がおかしいと感じたら、メンタルに問題はないか今一度自分に問いかけてみてください。
・眠りにくかったり、眠れなかったりする日が続く
・食欲がわかない
・お腹が痛かったり、頭が痛かったりする日が続く
・出社前に吐き気を感じる気ことが多い
・最近かぜを引きやすくなった
やる気が起きない
身体的な不調だけでなく、精神的にも不調が表れていることがあります。仕事でモチベーションが上がらないだけでなく、以下の様子があるときは、メンタル不調のサインである可能性が高いです。
・日中、気づいたらぼーっとしている
・休日でも何かを楽しむ気力が起きない
・これまでできていた仕事や単純作業でミスが増えた
・簡単な作業ができなくなった
新卒2年目でメンタルが辛くなったときの対処法
メンタルの辛さを感じているときはもちろん、ストレスをそれほど感じていなくてもメンタル不調のサインに気付いたときは、ほったからしにせず、きちんと対処することが大切です。
新卒2年目でメンタルが辛くなったときの対処法6つを紹介します。
「もう2年目」ではなく「まだ2年目」と考える
新卒2年目は、入社からまだ1年しか経っていません。できない部分があるのは仕方のないことです。少しでも気持ちを軽くするためにも、「もう2年目なのに仕事ができない」ではなく、「まだ2年目だから分からないことがあって当たり前」と考えましょう。
大事なのは、分からないからと開き直ることではなく、分からないからこそ学ぶ姿勢をもち、仕事に積極的に取り組むことです。まずは、何が分かっていないか理解し、恥ずかしがらず、知識や技術をどんどん取り込むように意識しましょう。
できるフリをしない
「できているのが当たり前」と考えていると、できるフリをして、学ぶ機会を自ら失ってしまいます。「できないことがある」ということは、まだまだ伸びしろがあるということ。
プラスに考え、何ができないのか、できるようにするにはどうするべきか、自分の課題や弱点を洗い出し、わからないことは先輩や上司に質問するようにしましょう。
他己分析をする
仕事でプレッシャーを感じると、客観的に何ができていて、何ができていないか、長所や短所が見えにくくなり、辛いと感じることが多くなります。
仕事に対して前向きに取り組むためにも、他己分析をお願いしてみましょう。他己分析とは、第三者から長所や短所を分析してもらうことです。
自分の伸ばすべき部分、あるいは足りていない部分を客観的に知ることで、自分がこれからどうすべきかの指標にもできます。
自己投資をする
メンタルが辛くなるのは、自分自身に自信がないことも原因のひとつです。自分自身を高め、自信をつける意味でも自己投資に力を入れてみましょう。
仕事に関する勉強はもちろん、社会人としてのスキル、ビジネスマナーは、覚えておいて損はありません。ほかにも、転職を視野に、マーケティング、プログラミング、語学など、幅広い業種で生きる知識も身につけましょう。
しっかりリフレッシュする
メンタルの辛さを少しでも和らげるには、休日は仕事から離れて、心と体をしっかりリフレッシュさせることが大切です。仕事とは関係のないことをして気持ちを落ち着かせましょう。
体を動かす仕事なら読書や映画を、デスクワーク中心なら運動など、仕事とは異なる趣味に取り組むのがおすすめです。誰かと話をしたり、相談をしたりすることもリフレッシュになりますので、家族や友達との時間を意識的につくりましょう。
無理せず病院に行く
どうしても辛いと感じているなら、無理をせず、心療内科を受診するようにしましょう。病院であれば、今の自分の心の状態を客観的に判断してもらえ、適切な対処法やアドバイスをもらえます。
新卒2年目でメンタルが辛いなら転職もあり!
新卒2年目でメンタルが辛いなら、今より環境の良い職場に転職するのも選択肢のひとつです。
新卒2年目は第二新卒の期間
新卒2年目は、転職市場では第二新卒にあたります。第二新卒とは、学校卒業から1~3年で、一度就職したものの転職を考えている人や求職活動を行っている人のことです。
近年では、入社後数年で離職している人が増えており、ポテンシャルの高い第二新卒を採用しようと、企業側も第二新卒の採用に積極的になっています。
「3年は働かなきゃいけない」は信じなくて良い
一般的に、一度企業に就職したら3年は同じところで働くべきといわれます。しかし、3年働かないといけないという言葉を鵜呑みにする必要はありません。
即戦力を求める企業では、経験年数を重視することがありますが、第二新卒の採用を進めている会社では、勤続年数よりも意欲や将来性を重視する傾向があります。
第二新卒は若い人材であることから、新しい会社でもなじみやすい、知識やスキルの吸収力が早いと、ポテンシャルで採用されることがあります。
今の仕事が辛いと感じるなら、第二新卒のうちに転職するのも良いでしょう。
メンタルが辛くて転職に悩んだら相談してみよう
メンタルが辛くなるほど、今の仕事がマッチしていないと感じるなら、転職も考えてみましょう。
グッド・クルーは、転職に関する相談から、入社後のスキルアップまでフォロー体制が充実している人材会社です。
メンター・メンティー制度を導入しており、社員には上司と1:1でコミュニケーションを取りながら自分のキャリアプランや目標について一緒に考える機会を設けています。
働く上での不安や不満など、社員の声を収集できる「HOTライン」も設置しています。メンタル不調を起こしたときにも、すぐに気付ける仕組み作りがされています。
転職を検討しているなら、一度グッド・クルーへご相談ください。
まとめ
新卒2年目は、新人として扱われなくなったり、同期と差がついたりして、メンタルが辛いと感じやすくなる時期です。まずは仕事に対する取り組み方を改善して、それでも仕事が合っていない、メンタルが辛いと感じるなら、転職も検討しましょう。