20代ならスキルなしでも転職は可能!
20代だと社会に出てから日が浅く、スキルがないのはごく当たり前のことです。20代で採用後すぐに活躍できるようなスキルを持っている人は、ほんの一握りしかいません。企業の採用担当者もそのようなことは充分に承知しています。
スキルがない代わりに20代に求められるのは、順応性や今後のポテンシャル、行動力などです。前職のやり方に染まっておらず、自社のルールに馴染みやすい人の方が採用されやすい傾向にあります。そして、今後の成長を考慮してポテンシャルを評価してもらえる点が20代の強みです。
2021年に発表された株式会社マイナビの調査によると、2020年に転職した転職者のうち、異業種に転職した人は全体の48.8%にのぼります。特に20代は異業種への転職割合が最も高く、20代男性は56.2%、女性は54.3%と同業種を選んだ人よりも多くなっています。
若い年代であればあるほど、未経験でも異業種への転職はかなりチャンスがあるといえるでしょう。
「スキルがない」は不利になる?準備は万全に!
スキルなしで転職する際には、次のような点に注意した上で準備しておきましょう。
ある程度の知識を入れておくこと
未経験の職種や業種に転職すると、働き方も今までと大きく変わる可能性があります。今までよりも働きやすいと感じることもあれば、そうでないこともあるでしょう。そのため、事前に転職希望先の職種や業種について調べておき、ある程度の知識を取り入れておくのが基本です。
自分自身が仕事に対して求めていることを今一度はっきりさせた上で、それが叶うのかどうか検証してみましょう。
スキルを詐称しない
面接などで自分をアピールする際は、実際に起こったエピソードを多少誇張して話した方が、面接官の印象が良くなる場合もあるかもしれません。自分が感じたことなど、主観的なことに関しては、少し盛って話す場面もあるでしょう。
しかし、実際にはないことを捏造してはいけません。特に、資格の有無や経験の有無など、客観的に判断できる事実についてウソをつくと、内定取り消しになる可能性があります。
自分を卑下しすぎない
スキルがないということで、「転職は無理だろう」と自分を卑下してしまう人もいるかもしれません。しかし、それでは自分に合った職場に転職できるチャンスがあっても逃してしまいます。
最初から無理だろうと決めつけずに、現実的に可能な範囲内でチャレンジすることが大切です。「何ならできるのか」という観点から考えるようにしましょう。
企業が求めている人材を理解する
20代はスキルなしで転職可能とはいっても、即戦力を求めている求人や、特定のスキルを持っている人材だけをターゲットにしている求人もあります。そのような求人にスキルのない人が応募しても、採用されるのはかなり難しいです。
また、求人を出す企業は、採用のターゲットとなる層をある程度絞り込んでいます。そのターゲットから大きく外れていると、採用の見込みはほとんどありません。自分が募集先企業のターゲット層に該当しているかどうか、求人情報を絞って転職活動を進めていくことが大切です。
高望みして採用の見込みがない求人にばかり応募を続けていると、転職活動が長引いてしまいます。
「スキルがない」の悩みを解決しよう!
スキルがないなら、代わりのアピールポイントを作ることが大切です。それには主に次のような方法があります。
「スキル」を「職務経験」に置き換える
スキルがないなら、職務経験を代わりにアピールするのがおすすめです。
たとえ短い期間であっても仕事をした経験があるなら、そこから得たことでアピールできることが多いです。現在の職場で具体的に何をしたのか掘り下げて考えてみましょう。
創意工夫をした取り組みなどは、ほかの業務にも活かせる面が多く、評価されやすいです。すぐにこれといって思いつくものがなければ、小さなことでも良いので書き出してみましょう。
ヒューマンスキルを洗い出す
ヒューマンスキルというのは、上司や同僚、取引先などと良好な関係を築き上げる能力のことを指します。具体的には、上手くコミュニケーションを取れる能力や、共感する能力、意見の食い違う相手を仲裁する能力などです。
プレゼンテーション能力や相手の考えを引き出すこと、チーム全体のやる気を起こすことなども含まれます。特定分野のスキルと同様にヒューマンスキルも有効なアピールポイントです。
現在の職場で仕事をするなかで、自分にどのようなヒューマンスキルが身についているのかを洗い出してみましょう。ヒューマンスキルは非常に汎用性が高く、職種や業種を問わず必要とされる場面が多いため強みになります。
副業・プライベートで身についたスキルを洗い出す
もし、副業で身についたスキルや知識などがあれば、本業で得たスキルと同じようにアピールできます。「本業で得たスキルでないとアピールできない」という決まりはありません。
副業を特にやったことがない人なら、趣味などで身についたこともアピール可能です。趣味と一口でいってもさまざまなものがありますが、もし応募先企業の仕事に関連するような趣味であれば、積極的にアピールしてみましょう。
自分でスキルアップすることを検討する
スキルがないなら、自分でこれからスキルを習得するのも方法です。
たとえば、TOEICで高得点を取ることで、英語力があることを証明できるでしょう。おおむね600点以上ならスキルとして問題なくアピールできます。
保険会社や銀行、不動産会社などに転職したい場合には、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しておくと良いでしょう。
経理の職種に就きたい場合には日商簿記などもおすすめです。2級以上を身につけていれば、スムーズに仕事を覚えられます。
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」も事務系の職種でアピールしやすい資格のひとつです。PCの操作は問題なく行えるということをアピールできます。
グッド・クルーで働きながらスキルを身に着ける!
スキルがないことで不安を抱えているなら、グッド・クルーへの転職を検討してみましょう。
3年間の研修でスキルを身に着ける
グッド・クルーでは、スキルがない人でも応募しやすいように、入社後3年間研修を実施しています。その研修の期間中にスキルを身につけ、販売士や日商簿記検定、ITパスポートなどの資格を取得可能です。
入社時点でどんな仕事が自分に合っているのかはっきりと分かっていなくても問題ありません。グッド・クルーで働きながら、自分の得意なことや好きなことを模索することができます。
グッド・クルーなら働きながら自分のスキルを高めることができる!
グッド・クルーは、成長実感プログラムという、1か月に一回の研修があります。安定した雇用を維持しつつ、社会で必要とされているスキルを高めることができます。
グッド・クルーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
20代の場合には、社会に出てから日が浅いため、これといってスキルがない人も多いです。しかし、その分だけ今後のポテンシャルが期待され、スキルがなくてもそれほど不利にはなりません。
ヒューマンスキルや職務経験を通じて得たことなどが、専門的なスキルと同様に評価されることも多いです。転職を希望するなら、あまり悲観せず自信を持って臨みましょう。