仕事がわからない!新卒が辛いと感じる原因は?
新入社員が仕事において辛い気持ちを抱えてしまうのは、珍しいことではありません。特に20代の新卒の方は経験が少なく、辛い思いをしやすい傾向にあります。
そうなってしまうのはなぜなのか、まずは新卒の方が辛いと感じる原因について解説しましょう。
職場の人間関係になじめない
新卒かどうかに限らず、職場の人間関係は大きな悩みとなることが多いです。特に新卒の場合は、直属の上司やOJTの指導担当者との関係が大きく影響します。
彼らとの人間関係が合わないと仕事を覚えにくいだけでなく、怒られて萎縮し、さらにミスが増える悪循環に陥りがちです。
中には右も左も分からない状態なのに放置されて、仕事を教えてもらえないという人もいるかもしれません。
理想と現実のギャップに気がついた
実際に働き始めてみると、描いていた理想と目の前の現実に大きな差を感じて、辛くなってしまう人もいます。
よくあるギャップは、次の3つです。
・働き方
・業務内容
・評価制度
ひとつは、想定していたよりもハードワークで、疲弊してしまうケースです。仕事中にミスをして、「自分はこんなにできないのか…」と理想の自分と現実との違いに失望してしまうことも少なくありません。
また、希望と違う部署に配属されて、「理想としていた仕事ができない」「能力と仕事内容のミスマッチがあってうまくいかない」と感じている人もいます。
仕事に対する評価に納得できない、給与や待遇に納得がいかないことからモチベーションが低下することもあるかもしれません。
職場の社風・環境になじめない
入社したものの、職場の環境にストレスを感じる人も少なくありません。同僚や先輩社員と雰囲気が合わずに質問ができない、年功序列制で自分の能力を発揮する機会がない、といった声が多く聞かれます。
また、仕事後の飲み会を強要される、教育体制が整っておらず仕事を覚えられないといった不満も多いです。
同期と差が出た
研修が終わって実務がはじまると、だんだんと同期との間に差が出てきやすくなります。同じ時期に入職したのに成果や評価に差が生まれ、仕事に対してやりにくさを感じるようになるのがこの時期です。
差を感じて焦り始めると、まわりの評価が気になって自信が持てなくなり、仕事を辛く感じてしまいがちです。
ただしこれは個人の能力だけに問題があるのではなく、教育担当者によって習熟度に差が出る場合もあります。そのため、必ずしも自分自身が劣っているというわけではありません。
また仕事が自分にあっていないために実績を伸ばすことができず、不安に感じる人もいます。
任される仕事が増えた
入社して9ヶ月ほどを過ぎてくると業務量が増えると同時に、仕事に対する責任も一段と増えてきます。少しずつできることが増えてきたとはいえ、まだまだ不慣れな仕事が多く、プレッシャーに感じる人も多くいるでしょう。
増えた仕事にうまく対処することができず、忙しくなって心身の負担が増えていきます。さらにもう少しで新人が入ってくる時期でもあり、先輩になるというプレッシャーを感じることもあります。
仕事がわからない・辛い悩みは甘えではない
周りの人はうまくやっているのに、できない自分が悪いのではないかと考えている新卒の方は多いかもしれません。
仕事が辛いのは甘えだという声が聞かれることもありますが、仕事についていくことができず辛い、辞めてしまいたいと考えることがあっても、それは決して甘えではありません。繁忙期や一人暮らしの寂しさを感じたときなどは、より辛くなることもあるでしょう。
仕事があっていないだけで、本人の能力の問題ではないことも多いです。3年は続けなければ意味がないと良くいわれますが、合っていないのなら早く見切りをつけた方が得策となることもあります。3年我慢の考え方は、必ずしも正しいとはいえないのが実情です。
実際に早期離職を目指す新人は多く、厚生労働省が行った離職率(大卒者)の調査では、入社から1年以内は11.9%、2年以内は22.3%、3年以内は31.8%という結果が出ています。
出典:「新規大卒就職者の離職状況」(厚生労働省)
本当に仕事が辛いときの対処法
あまりに仕事が辛くて、離職を考えている人もいるかもしれません。離職するのももちろんひとつの方法ではありますが、その前にできることがあります。
ここからは、新卒で早期離職を考える前にできる対処法をご紹介しましょう。
わからない気持ちを整理する
辛いからといって、ただ感情的に行動するのはNGです。まずは辛いと感じる原因をノートなどに書きだして、解決策がないかどうかを考えてみましょう。
このとき、ただ感情を書き連ねるのではなく、事実だけを書いていくのがポイントです。
それと一緒に、入社からこれまでの期間でできるようになったこと、まだできないことも整理します。できるようになったことが具体的に見えると自信が持てるようになり、これから取り組むべき課題も見えてくるでしょう。
また、早期退職して転職することのメリット、デメリットを比較しておくことも大切です。デメリットの方が大きい場合、離職を急がない方が良いかもしれません。
まだ社会人1年目だと割り切る
学校を卒業して働くようになれば、一人前の社会人としてみなされます。しかしまだまだ新人ですから、先輩と比較して仕事ができないのは当たり前のことです。
新卒時代は、研修や実務経験を重ねて、業務に必要な知識を得ていく時期です。経験が少ないのは仕方のないことで、それを嘆く必要はありません。
業務の知識はもちろんですが、社会人としてのマナーやスキルは早いうちの習得を目指しましょう。
先輩・上司に相談する
自分自身で解決策が見つからないときは、頼れる先輩や上司に相談するのも良い方法です。自分自身の課題や弱点を尋ねれば、それを克服するためのヒントをもらうことができるでしょう。
アドバイスを受けるだけでなく、できる上司や先輩の仕事をまねるのも賢い方法です。知識、技術がないときに、ゼロから自分の方法を作り上げるのは難しいことです。ひと通りまねてみて慣れたら、自分なりの工夫を加えてみると良いでしょう。
自分磨きをする
仕事がわからず自信がもてないときは、自分磨きをしてみるのもおすすめです。例えば知識を得るためにビジネス本を読む、資格取得の勉強をする、筋トレをするなど、一見すると業務とは関係のないことでも良いでしょう。
自分に自信が出てくると、仕事に対する向き合い方も変わります。自分が稼いだお金や持っている時間をどのように使うのか、考えながら実行することが大切です。通勤電車内など、隙間時間でもできることを考えてみると良いでしょう。
仕事がわからなくて辛いときは転職も選択肢のひとつ
いろいろな解決策を試しても状況が変わらず、辛い状態が続くのであれば、転職して環境を変えることも考えて良いでしょう。
自分に向いている仕事、合う職場の方が実力を発揮できるかもしれません。パワハラやセクハラがある職場、ブラック企業であれば、早期に検討が必要です。20代であればやり直しも利きやすいので、思い切って行動に移しましょう。
スキルに不安がある方は、育成制度が整っている企業や、第二新卒の転職を広く受け入れている企業がおすすめです。グッド・クルーなら、研修制度やメンター・メンティー制度など、フォローが充実しています。
学歴・経験不問で第二新卒の採用を行っており、働きながらスキルアップできる環境も整っています。転職でお悩みの方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
求人情報はこちら
まとめ
働き始めたばかりの新卒の方は、辛いと感じることが多いのも当然のことです。毎日の業務を一つずつ着実にこなし、先輩や上司から学んでいくことで、その辛さも少しずつ軽減されていきます。
職場環境が合わないなど、どうしても辛い状況が改善されないときは、離職・転職も検討した方が良いでしょう。グッド・クルーは、第二新卒採用に積極的な人材会社です。スキルに自信がない、転職できるか不安という方は面談からでも受け付けております。ぜひご応募ください。