こんな選び方はNG!転職が失敗する2つの理由
まずは、転職失敗につながる企業の選び方2パターンを紹介します。
1.情報収集が不十分なまま選んでしまった
入社前に応募者が接するのは選考に携わるごく一部の社員です。
そのため、一部の社員から得た印象を企業全体のイメージとしてとらえたり、Webサイトなどの外部情報だけしか見ていなかったりすると、企業選びに失敗する可能性があります。
また、外部情報のみに頼って企業を選ぶと、求人情報に掲載されていた内容(仕事内容・給与・待遇など)と入社後の実態が異なるおそれがあるため危険です。
さらに、年収や福利厚生などの待遇面のみ気にして企業を選ぶと、社風や働き方を考慮できておらず、入社後にミスマッチが発生する原因になります。
2.自己分析が不十分なまま選んでしまった
自己分析が不十分なまま応募する企業を選んでしまうと、転職に失敗する原因になりかねません。
なぜ転職したいと思ったのか、転職してなにを実現したいのか、譲れない希望条件などが明確になっていないまま、転職活動が進んでしまうためです。
転職理由は人によって異なるものの、転職の軸となる希望条件が曖昧になっていると、転職を繰り返す要因になる恐れがあります。
たとえば、残業に不満を感じて転職を考えたのに、仕事内容を重視して転職先を選んでしまい、同じことで悩んでしまうなどのケースです。
転職したい理由や転職先の企業に求めたい条件を明確にするためには、まず自分自身の気持ちを整理するための自己分析を徹底的に行う必要があります。
自分に合った企業へ!転職先の選び方6ステップ
転職後のミスマッチを防ぎ、満足できる転職を実現するためには、どのような基準で転職先を選べば良いのでしょうか。
ここからは、自分の希望にマッチする転職先の選び方を6ステップにわけて紹介します。
1.転職理由を明確にする
まずは、転職理由を明確にしておきましょう。今の会社から転職したいと思った理由や、転職先で実現したいことは、仕事を選ぶときの条件につながります。
今の仕事での悩みやミスマッチ、改善したい点を洗い出してみましょう。不満を感じた事柄や改善点について、なぜそう感じたのかを深掘りすることで、仕事における自分の目標や、誰のために役に立ちたいと思っているのか、どのようなスキルを身につけたいのかなども明確になっていくはずです。
求める条件が見えてきたら、優先順位をつけましょう。転職先に求める希望条件はいくつあってもかまいませんが、すべてを叶えられる転職先はありません。自分にとって欠かせない条件はどれかを考え、譲れない条件、譲歩しても良い条件、あると良い条件などに分類して整理しておくことが大切です。
2.候補企業を選定する
希望条件の優先順位が明確になったら、条件に当てはまる企業を絞り、応募する候補企業の選定を行いましょう。
候補企業をピックアップする方法は、以下の3通りあります。
1.転職エージェントから紹介してもらう
2.求人情報サイトに登録して探す
3.ハローワークに紹介してもらう
求人情報サイトの中には、SNS型のものやダイレクトリクルーティングを受けられるものなどもあるため、積極的に活用することをおすすめします。
とくに、自分の希望する業界に特化した求人サイトや転職エージェントなどは、候補企業を探しやすくなるのでおすすめです。
3.会社の実際の雰囲気を見る
応募する候補となる企業の選定が終わったら、企業リサーチを行って企業に対する理解をさらに深めていきます。
企業の求人広告やWebサイトなどを確認するだけでなく、職場や従業員の様子を把握するために会社見学や面接時の質疑応答を活用するのも方法のひとつです。
また、会社のホームページやSNSを見る、ネットの口コミを直接確認する、採用担当者以外の従業員から話を聞く、などして多角的に企業を見る必要があります。
転職エージェントを活用しているのであれば、担当者に応募先企業の風土について聞くこともできるでしょう。
4.具体的な仕事内容をヒアリングする
入社後のミスマッチを防ぐには、具体的な仕事内容を企業に確認しておくことが重要なポイントです。
求人広告に記載されている内容だけでなく、具体的にどのような業務に従事することになるかを面接の際に聞いておくと良いでしょう。
たとえば、何名で仕事をしているか、配属部署の目標、事業内容、募集の背景、企業のミッション、体制、役割分担、携わる業務の範囲などです。
営業職の場合「新規開拓なのかルート営業なのか」などのように、詳しく確認しておかなければ、まったく異なる業務に従事することになるかもしれません。
5.給与・待遇を確認する
転職先を選ぶ際には、給与や待遇面の確認も欠かせません。待遇条件の良い企業は、なぜ良いのかという理由についても確認しておきましょう。
待遇が良い分、求められるスキルや経験の基準が高い、残業時間が多い、ノルマが厳しいなど、なんらかの理由があると考えられるためです。
また、給与や待遇を確認する際には、利益率の高い企業であること、年間の休日日数や残業の有無など、企業の安定性や労働条件についても確認しておく必要があります。
労働条件や給与、待遇などの面で譲れない希望条件がある場合には、交渉をもちかけてみるのも方法のひとつです。
ただし、希望の押し付けになってしまわないように、客観的に自分の実力やスキルを考慮して交渉するようにしてください。
自分自身で交渉することが難しい場合には、転職エージェントを利用して自分の市場価値に見合う企業を探してみるのもおすすめです。
6.企業の経営状況や将来性を確認する
転職後に長く働き続けたいと考えているのであれば、企業の将来性や業界全体の成長性なども見極める必要があります。
損益計算書を読み込む、ホームページの沿革やニュースリリースを確認するなど、企業が行っている取り組みや利益についての知識を深めることが大切です。
営業利益や新商材の開発頻度、独自性、社会貢献への尽力度などをリサーチし、企業イメージや経営戦略の方向性を客観的に分析するのも良いでしょう。
「自分に合う企業が分からない」ときに考えるべきこと
転職先の選び方は理解できていても「自分に合う企業がわからない」という方もいるのではないでしょうか。
自分に合う企業が分からないのは、転職したい理由が明確でないということの表れでもあります。
まずは徹底的に自己分析をして、目標を見つけ、自分自身のキャリアビジョンを明確にすることが先決です。
また、自己分析の際に、本当に今転職すべきかを改めて考えることも欠かせません。転職先によっては、今よりも待遇などの条件が低くなってしまう可能性があるためです。
それでも「今の状況を変えたい」「目標を見つけていきいきと仕事がしたい」という方は「グッド・クルー」への応募もご検討ください。
グッド・クルーでは「共感採用」を行っており、応募者の価値観が会社に合うかどうかを重視しています。
たとえば、今は目標がなくても「成長したい!」「人材としての価値を高めたい!」という方は大歓迎です。
また、グッド・クルーには「メンター・メンティー制度」があり、社員には定期的に上司と1:1でコミュニケーションを取れる機会を設けています。
面談を通じて自分のキャリアプランや目標について一緒に考えてもらえるため、自分に合う企業や働き方も明確になるでしょう。
転職先選びに迷った際には、ぜひ一度グッド・クルーまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
転職先の選び方は、転職においてなにを重視するかで基準が異なります。待遇、働き方、従事する業務のレベル、キャリアアップの可能性など、まずはなにを重視するか優先順位を決定しましょう。
そのうえで、企業リサーチを念入りに行い、入社後のミスマッチがないように希望条件に見合う企業を絞り込むことが大切です。