【タイプ別適職診断】やりたい仕事がない人のための転職ガイド!

新卒で入社した会社で、天職に出会ったと思う人は多くありません。1年、2年と働くなかで「この会社は自分には合わないのではないか…」と、転職の2文字を頭によぎらせる人もいることでしょう。 せっかく転職するなら、自分のやりたい仕事ができる職場を探したいものです。しかし、具体的なやりたい仕事が思い浮かばず、悩んではいないでしょうか。 ここでは「やりたい仕事がない」と感じる原因やその対処法、やりたい仕事を見つけるために試してみたい5つのことをまとめました。転職を考えており、どんな仕事を探せばよいか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。


この記事は約12分で読み終わります。

「やりたい仕事がない…」と感じる原因


現在働いている人の中でも、もともとやりたい仕事があったという人は少数派といわれています。ではなぜ、やりたい仕事を見つけられない人が多いのでしょうか。

3つの原因から、その理由を紐解いていきます。

自分の強みがわからないから

自己分析がうまくできておらず、自分の長所や得意なことを把握していないと、やりたいことが見つけにくくなります。

これは、「器用貧乏タイプ」の人に当てはまりやすいでしょう。なんでも一定以上にこなせる一方で、自分の際立った強みがわからず「なんでもそれなりにできるけれど、やりたい仕事かといわれると自信がない」という状態に陥ってしまいがちです。

このタイプの人は自分がこれまで楽しいと感じた出来事や、興味があるジャンル、トピックを調べてみることで、やりたい仕事を見つけやすくなります。

転職失敗を恐れているから

初めて転職する人や転職に失敗したことがある人は「転職を失敗したくない」という気持ちが強くなりがちです。その結果仕事探しに慎重になりすぎてしまい、やりたい仕事を見失ってしまうことがあります。求人を厳選しすぎたり、前に進むのが怖いと思ったりしてはいないか、考えてみてください。

当てはまる方は、まずはとにかく気になる会社の求人に応募してみるのが良いでしょう。「応募=入社」ではないため「とりあえず気になる会社を見てみよう」程度の気持ちで転職活動を始めてみるのがおすすめです。

現状に満足できていないから

いまの仕事に満足できず、仕事へのやりがいを見出だせないときにも、人はこれからのことを不安に感じることもあるでしょう。

たとえ、就職活動中に思い描いていた「やりたい仕事」に関連する企業に就けていたとしても、最初から自分が「やりたい仕事」ができるかどうかはわかりません。

やりがいを感じられなかったり、自分の能力を発揮できていないと感じたりすると「こんなはずじゃなかった」と壁にぶつかってしまいます。

そんなときは、この会社で自分がやりたいと思っていることができるのか、改めて見つめなおしてみましょう。会社のことを調べたり、先輩にキャリアのことを聞いてみたりすることをおすすめします。

 

やりたい仕事が見つからないのは悪いことではない

やりたい仕事がないことを自覚したとき、将来や自分の意志に対して不安を感じるかもしれません。しかし、やりたい仕事が見つからないことは決して悪いことではないのです。

ここでは、「自分にはどんな仕事が合っているのか・・・」と悩んでいる人に向けて、仕事選びを始める前にまず考えておきたいポイントについて解説します。

仕事=「やりたいことであるべき」という考えを捨てる

「仕事は自分がやりたいことであるかどうかが重要だ」と聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。

中には、仕事選びをする際に「やりたいことがないから決まらない・・・」と、不安になってしまう人もいるでしょう。

やりたい仕事が見つからないと悩んでいる方は、ひとまず、仕事が「やりたいことであるべき」という考えを捨ててください。

実は、やりたいことを明確に持っている人は限られますし、そのような人はすでに天職に出会えている可能性が高いです。

実際に、30代や40代になっても、やりたいことが見つからない人は少なくありません。まだ経験の多くない若いうちなら、やりたいことが見つからなくても当然で、焦る必要はないのです。

にもかかわらず、「やりたい仕事がない」と悩む人が多いのは、仕事に充実感や満足感を求めているからではないでしょうか。たしかに、「自分のやりたいと思える仕事」なら、自分が楽しく仕事をしているビジョンが分かりやすく思い浮かびやすいです。

では、仕事の充実感を得るには、本当に”やりたい仕事”でなければならないのでしょうか?

答えはNOです。「やりたい仕事をやる」ということは、仕事に対する充実感や満足感を得るためにできるひとつの手段にすぎません。仕事を選択する際に大切なことは、手段ではなく目的から考えることです。

具体的な考え方は、次項で説明しましょう。

大切なのは仕事をする「目的」を考えること

内閣府が実施した世論調査では、「働く目的は何か」という質問に対して、以下のような回答が得られました。

・お金を得るため
・社会の一員として務めを果たすため
・自分の才能や能力を発揮するため
・生きがいを見つけるため

それに呼応して、「理想的な仕事」に挙げられたのは以下のような項目です。

・収入が安定している仕事
・自分の専門知識や能力が活かせる仕事
・自分にとって楽しい仕事

出典:「国民生活に関する世論調査」(内閣府)

このように、働く目的が明確になれば、仕事選びの軸が決まります。今までたくさんの選択肢があったように見えた仕事も、ある程度絞ることができるでしょう。

例えば、あなたに「人を幸せにしたい」という目的があるなら、それに最適な仕事を考えましょう。

「人の幸せ」につながる仕事といえば、人の生活や人生の選択に関わる仕事が考えられます。例えば、インフラ業界、医療・福祉業界、人材業界などが挙げられるでしょう。

もし、今の仕事について「本当にやりたいことなのだろうか」と疑問に感じているなら、まずは、今の仕事内容と自分の働く目的がつながっているかどうかを考えましょう。

仕事選びの際は、「仕事内容」からではなく自分の「働く目的」から考えることで、方向性を明確にすることができます。

自分に合った仕事の選び方

ある程度仕事選びの方向性が決まった後は、どんな仕事が自分に合うのかを具体的に考えてみましょう。ここでは、自分に合った仕事をさらに明確化するために役立つ方法を紹介します。

また、転職の際は、「転職理由」「転職後に実現したいキャリア」を明確にする必要があります。ここで挙げるいくつかの観点を深掘りしていけば、その答えにつながるヒントも得られるはずです。

自分の得意なこと、好きなことを洗い出す

これまでの経験で周囲に褒められたことや、好きなこと、得意なことを洗い出してみてください。

自分にできることや、好きなこと得意なことが見えてきたら、それを活かせそうな仕事をピックアップしてみましょう。その中から「自分が得意(好き)で、できる仕事」が見つかる可能性があります。

前の仕事で好きだった業務を洗い出す

実は、「やりたい」という気持ちの多くは、過去の経験に依存しています。過去に実行して成功したことや、挑戦したくてもできなかったことが、やりたい気持ちの背景にあることも少なくありません。

そのなかでも特に、経験してみて純粋に「好き」と思えた仕事なら、自分に合った仕事といえるかもしれません。

また、好きだった業務をリストアップしていくと、自分がわくわくする仕事の共通点が発見できることもあるでしょう。それが「多くの人と関わること」であれば、toCのビジネスや、顧客対応に関わる仕事、マネジメント業務などが向いているといえます。

自分の率直な意見から判断基準を得ることが、転職を成功させる近道です。

自分の夢を書き出す

次に、自分の夢を思いつくままにリストアップしてみてください。「100万円貯金したい」「海外に住みたい」、「有名人に会いたい」など、仕事に関係のないことでもかまいません。そして、その夢を構えるならどんな仕事をすればいいのかをかんがえてみましょう。

すぐに貯金を殖やしたいのであれば、給与面に注目すると良いでしょう。海外への移住を希望するなら、海外に勤務地がある会社を選ぶのも良さそうです。有名人に会いたいなら、テレビの仕事やスタイリストなどが選択肢として挙がってくるでしょう。

夢のために仕事を選べば、夢の実現に向けて目標を持って働ける可能性も高まります。目標がある毎日は、やりがいのある素晴らしい日々になるはずです。

自分の知らない業界の仕事を調べてみる

日本には、実に1万7000種類以上もの職種があるといわれています。自分に合った仕事は、自分がまだ知らない職種の中に隠れているかもしれません。

転職サイトや転職エージェントを活用すれば、さまざまな職種の求人情報を見ることができます。また、自分と違う職種で働いている友人から、その業界の話を聞いてみるのも良いかもしれません。

自分が身に着けたいスキルを考える

あなたはいま、どんなスキルを磨きたいですか?自分が身に着けたいスキルに合わせて会社や職種を選ぶのも、転職成功の近道です。

次の職場を「一生働く場所」と考えず「新たなスキルを磨くための場所」だと割り切って考えれば、転職の視野をさらに広げることができます。

転職を考えるなかで「次の職場では失敗したくない」と、力んでしまう人はおおいかもしれません。しかし、労働環境の変化によって、いまや転職は珍しいことではありません。「今後も何度か転職を経験するかもしれない」と考えて、今後役に立つスキルが身に着く仕事を選べば、次の転職でも有利に活動できるでしょう。

「やりたくないこと」を考える

今抱いている「やりたいこと」は、もしかしたら周囲からの影響の上で抱いているものかもしれません。やりたいことが本当にやりたいことなのか、その判断は意外と難しいものです。

今までの経験からやりたいことが見つからないときや、色々なことに挑戦してみてもしっくりくるものがなく、やりたい仕事が見つからないという人もいるでしょう。そんなときには、「やりたくないこと」からやりたい仕事を見つける方法もあります。

「やりたくないこと」は、どんな仕事にもある程度存在します。しかし、ストレスの度合いは、仕事によっても自身の感覚によっても異なります。

あまりにストレスが多いと仕事や労働環境では、人は頑張ることはできませんし、我慢を続ければ心身が弱ってしまいます。
そこで、やりたいことは一旦置いておき、自分が「やりたくないこと」「嫌なこと」を回避することから、仕事を考えてみると良いでしょう。

そうすれば少なくともストレスを減らすことができるため、やりたいと思わない仕事であっても、前向きに考えられる可能性があります。

「やりたくないこと」から「やりたいこと」を知るには、「やりたくないこと」リストを作ることが有効です。

「もし明日死ぬなら今日絶対しないこと」は何でしょうか。「満員電車に乗りたくない」「朝4時には起きたくない」などさまざまあるでしょう。

そのような項目を思いつくだけ記載したあとは、優先順位をつけてみてください。自分が人生の中で大切にしているものがどこにあるかわかりますし、自分が今まで気付かなかった本心が見つかることもあります。

また、「やりたくないこと」の反対が「やりたいこと」になるため、だんだんとやりたいことのイメージが明確になってくるはずです。

【適職診断】タイプ別!〇〇なあなたにぴったりの仕事

それでもなかなか仕事選びが進まないという方へ向けて、ここからはタイプ別の適職をご紹介します。

その人の価値観や性格によっても、適した仕事はある程度絞ることができます。あくまでも一例ですが、参考程度に知っておくと良いでしょう。

タイプ1.社会貢献がしたい/安定志向/誠実

仕事の目的として社会貢献を望む人は、責任感が強く誠実である人が多いです。また、保守的で慎重な人が多いため、安定した環境を望む傾向が見られます。比較的多くの仕事に適性を持つタイプです。

向いている業種:金融・製造・建築など
向いている職種:では公務員・教師・警察官・建築士など

主に正確さや責任感が求められる仕事に向いています。

ただし、このタイプは安定性を好むことから、実力主義で競争の激しい仕事や、迅速な判断が必要な仕事は不向きです。たとえば、銀行員には向いているけど証券ブローカーには向いていないなど、同じ金融業界でも向いている仕事は異なるので注意しましょう。

タイプ2.成果を出したい/昇進したい/評価されたい

成果を出したい人や評価されたい、というタイプの人は、肩書があり社会的評価が高く、成果が明確に反映されやすい仕事がおすすめです。幅広いビジネス適性を持っているため、組織でも活躍できるタイプでもあります。

向いている業種:不動産や金融・自動車など
向いている職種:営業や経理・弁護士・ライターなど

目標が設定されない仕事や、給与に活躍が反映されない仕事には、満足感を得られないためあまり適していません。

タイプ3.チャレンジ精神が強い/変化を好む/人が好き

色々なことにチャレンジしてみたい人や変化を好む人は、制約がなくのびのびと働ける仕事や、移ろいが激しくペースが速い職場などがおすすめです。積極的に交流して人を楽しませることも好きなため、人と接する機会の多い仕事を選択するのも良いでしょう。

向いている業種:広告・医療・金融など
向いている職種:営業・広報・デザイナー・研究者など

新しいことを開拓する仕事や変化を楽しめる業務が主に向いている傾向にあります。一方、ルールの制約が大きな仕事やコツコツとしたルーチンワーク系の仕事には向きません。

タイプ4.仲間意識が強い/プライベートを大切にしたい

仲間意識が強い人やプライベートを大切にしたい人は、思いやりがあり人とのつながりを重視する考え方をもっています。人間関係の対立が少ない仕事や、安定した就労環境のなかで働くことを求める傾向にあります。根気強さも持ち合わせているため、コツコツとした仕事にも適性があるでしょう。

向いている業種:医療や福祉、旅行業など
向いている職種:看護師・保育士・公務員・接客スタッフなど

思いやりや気遣いが求められる仕事に適職があります。一方、ノルマがあり競争的な職場や自分を積極的に売り込まないといけないような仕事は得意ではありません。

働きながら自分の得意を見つける方法もある

「自分にどんな仕事が合うのか分からない」「やりたいことがない・・・」そんなあなたにおすすめなのは正社員型派遣という働き方です。

正社員型派遣なら、派遣という形態ではあるものの、一般の正社員のように働きながらのキャリア形成が可能です。未経験者を前提としているため、スキルや資格がなくても問題はありません。育成制度やサポート体制が整っているため、働きながら自分の「得意」や「好き」に出会えることも多いでしょう。

グッド・クルーは、理想のキャリアをともに考えてくれる人材会社です。

面接の時点から、応募者の過去の経験や価値観、理想の未来についてしっかりとヒアリングを行います。そして、グッド・クルーに本当に合うのか、グッド・クルーでどう活躍していけそうかを一緒に考えていきます。

働きながら、自分の「したい」が見つかったときには、社内の転職支援制度を利用することも可能です。

グッド・クルーの採用担当者インタビューはこちら
「あなたが会社の主人公」グッド・クルーの考える“人財”採用とは?

まとめ

転職を考える際、やりたい仕事が見つからずに迷走してしまう方は多くいます。

やりたい仕事がないと感じるなら、視点を変えてみましょう。働く目的や、これまでの経験から考えることで、よりあなたに合った仕事を考えられるはずです。

得意なことや好きなこと、叶えたい夢に、身に着けたいスキルなど、自分と向き合うことができれば、おのずと転職する理由も見えてくるはずです。まずはなにかしら行動に移しながら、やりたい仕事探しを始めてみてくださいね。