第二新卒者必見!転職で資格はもっていると有利?あると良い資格は?

転職活動をする際、「資格は取得しておいた方が良いのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。特に第二新卒の転職では、社会人経験がまだ浅いことを理由に、資格でアピールしようと考えている方もいるかもしれません。 そこで今回は、そもそも第二新卒に資格が必要なのか、転職に有利な資格はあるのかについて解説します。


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第二新卒は資格よりもポテンシャルが大事

資格を取得することで、転職に有利に働くと考える方もいるかと思います。しかし、第二新卒として転職するからといって、必ずしも新たに資格を取る必要はありません。なぜなら、第二新卒での転職は、キャリアやスキルはそれほど重視されないからです。

キャリアやスキルよりも、「入社後成長していけるかどうか」「会社の理念にマッチしているか」などのポテンシャルが評価されます。

こうした事実を踏まえたうえで、この記事では第二新卒の転職における資格について見ていきましょう。

仕事によって必要な資格はある

第二新卒として転職する際に必ずしも資格を取る必要はありませんが、仕事によっては必要な資格があるのも事実です。今回は、資格が必要となる仕事を4グループに分けてご紹介します。

専門的な仕事

資格を取った方が良い仕事の最初の例として挙げられるのが、弁護士、行政書士、社労士、通関士などです。これらの専門的な職種はすべて、資格が必要となります。

資格を持っていなくても、弁護士事務所や行政書士事務所などに事務職などとして勤務することは可能です。しかし、資格を持っていなければ、弁護士や行政書士などの職種自体に転職することはできません。

医療系の仕事

次に、医師、看護師、助産師、理学療法士、言語聴覚士、保健師、診療放射線技師、臨床検査技師、薬剤師などの医療系の仕事が挙げられます。

これらもすべて専門的な仕事であり、医療系の仕事は人間の命に関わる仕事でもあるため、資格がなければ転職は難しいでしょう。

建設系の仕事

次に、建築士、電気主任技術者、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士、管工事施工管理技士などの建設系の仕事が挙げられます。

建築士、住宅メーカー、土木施工管理技士など、ほかの業界と比べても多くの人が関わることで建築業界は成り立つので、就く職業によって取るべき資格は多種多様です。

金融系の仕事

最後に、公認会計士、税理士、不動産鑑定士などの金融系の仕事が挙げられます。

金融系の仕事は特に、人間の生活の基盤にダイレクトに影響を与えることもあるので、資格を取得しており、しかるべき知識を持った人材が求められるでしょう。

必須ではないが役立つ資格

ここまで資格が必要となる仕事をご紹介しましたが、続いて必須ではないけれど仕事に従事する際に持っていると役に立つ資格をご紹介します。

TOEIC

TOEICとは、英語のコミュニケーション能力を公平公正に評価する世界共通の試験です。合否ではなく990点満点のスコアで評価します。

グローバル化が加速したことで、昇進にTOEICのスコアを条件としている企業もあります。そのため、高スコアを保持していれば転職に有利になる可能性があるでしょう。

一般的に、企業がTOEICのスコアを評価する最低ラインは600点程度といわれています。海外事業部や外資系企業への転職を希望する場合は、800点以上の高得点を求められることもあります。

そのため、海外事業部や外資系企業以外への転職を検討している方は600点~800点を目指すようにしましょう。

MOS

MOSはエクセルやワードなど、Microsoft Office製品の利用スキルを証明する民間資格で、国際資格の一種としても知られています。

どれほど高いパソコンスキルを持っているかは、言葉では証明しにくいものです。それゆえに、MOS資格を取得していることで、転職の際にひとつのアピールになるかもしれません。

さらに、現代ではどのような業界・職種においてもパソコンを使う機会が多く、MOS資格取得を通して自分自身のパソコンスキルを磨くことで、仕事に直結するスキルを養えるでしょう。MOSは、会社によっては応募要件となっているところもあるようです。

日商簿記検定

日商簿記検定とは、商工会議所が全国統一の基準を設けて実施している公的資格のひとつです。

4級(入門)から1級(上級)までのレベルがあり、3級に合格すれば、経理担当者や経理アシスタントとして必要な知識を有しているとみなされます。

日商簿記検定に合格すれば、企業の経営活動を記録・計算・整理し、企業の経営成績と財政状態を明らかにするための知識が身につくでしょう。特に、数字を扱う管理職や経理、営業でも役立ちます。

秘書技能検定

秘書技能検定とは、秘書に求められる知識・技能を問う試験です。

3級(入門)から1級(上級)までのレベルに分かれており、準1級が中堅秘書、1級が上級秘書としての能力を問うものとされています。

秘書技能検定自体は、その名のとおり秘書に求められる能力を問うものですが、検定に合格していることで社会人としての基本的なマナーを備えていると評価してもらえる可能性があるでしょう。

第二新卒の転職における資格以外の武器

最後に、第二新卒の転職に有利に働く可能性のある資格以外の3つの武器を解説します。

意欲の強さ

1つ目に挙げられるのが、意欲の強さです。採用担当者は求職者に対して、「本当に入社したいのか」「仮に入社したとして意欲的に仕事をしてくれるのか」という不安を抱いていることも多いでしょう。

そうした不安を払拭するため、転職を決意した理由がポジティブな内容であり、入社意欲を感じられることが重要です。さらに、前職での具体的な経験をもとに仕事に対する熱意を伝えるのも良いでしょう。

キャリアビジョン

2つ目に挙げられるのが、キャリアビジョンです。第二新卒のメリットは、新卒に比べて少なからず社会人経験があり、自分の将来像やキャリアビジョンを明確にしやすいことです。

社会人経験を生かして自分のキャリアビジョンを明確にし、退職理由と志望理由に一貫性をもたせれば、面接での回答に納得感が出て高い評価を受けやすいのも事実です。

そのため、転職活動をする際はしっかりと将来設計を持っておく必要があります。

コミュニケーション能力

3つ目に挙げられるのが、コミュニケーション能力です。仕事をスムーズに進めていくうえで、コミュニケーション能力が重要です。

しかし、社会人経験を積んだ第二新卒は新卒とは異なり、円滑にコミュニケーションを取れる人がより評価されやすくなる傾向にあります。たとえば営業の場合は、「人の良さ」が成果につながることも多いでしょう。

また、コミュニケーション能力の高い人は、相手の気持ちを汲み取ったり、状況に応じて必要な言葉や物事を選んだりすることができます。そのため、営業だけでなくあらゆる仕事で武器となる能力です。

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まとめ

転職の際、仕事によっては資格の取得が必須なものもあれば、資格よりもポテンシャルが重要視されるものもあります。

そのため、自分の転職したい仕事に合わせて資格の取得も検討しつつ、キャリアビジョンを明確にしたり、コミュニケーション能力を養ったりすることが大切です。

第二新卒の転職に不安を感じる場合は、人材支援サービスなどに相談するのもひとつの方法でしょう。