第二新卒は未経験の異業種でも転職可能!入りやすい業種は?

第二新卒が転職を検討する際、異なる業界へのチャレンジも視野に入れるでしょう。しかし新卒ではない自分が新たな業種で採用してもらえるか、未体験の仕事で成功するかと、不安に思う人も多いのではないでしょうか。 今回は第二新卒が未経験の異業種に転職するための心構えや強みについてご紹介します。ぜひ新しいチャンスを求めて、異業種への転職にチャレンジしてみましょう。


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第二新卒は未経験の異業種に転職できる?強みについて

就職活動市場においては新卒が重要視される印象ですが、第二新卒は新卒にはない強みを持つ人材として注目されています。応募時には第二新卒だからこその強みをアピールして採用を勝ち取りましょう。

未経験の業種にチャレンジしやすい年代

第二新卒の多くは20代前半と若く、社会人として十分な経験を積んでいないと判断される年代です。そのため即戦力としての採用ではなく、将来活躍してくれる未来の戦力としての採用が中心となると思われます。

一方で、社会人経験が長いと、そこで取得したスキルや経験が求められるので、新しい業種にチャレンジしにくくなります。第二新卒であれば、まだ採用においてもポテンシャルを見てもらえるので、思い切って未経験の業種にもチャレンジしやすいのではないでしょうか。

社会人マナーが身についている

第二新卒はすでに社会人経験を積んでおり、前職で社会人としての基本的マナーの教育を受けているケースがあります。そのため企業側も新卒のように「社会人としての心構え」といった初歩の段階から指導する必要がなく、早期に現場に出せる人材として考えるでしょう。

新卒の配属前研修は長ければ数ヶ月かかる会社もあり、教育コストがかかります。そのコストを削減できるメリットは大きく、新卒にはない大きな魅力といえるでしょう。

前職に染まっていない

キャリアが長い中途採用者は、前職のルールがなかなか抜けず、転職先の社内規範や仕事のやり方を軽視するケースが少なくありません。その点、第二新卒は社会人経験をもちつつも特定の色に染まっていないため、前職とは異なるルールも受け入れやすい点がメリットとして捉えられます。

前職の社風を引きずる傾向は、仕事の効率が上がらないばかりか社内でのトラブルにもつながります。既成概念がない第二新卒は、それだけでも採用の価値がある人材なのです。

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第二新卒が未経験でも入りやすい業種は?

第二新卒の就職活動は、新卒と同じく業種を問わずにチャレンジできます。転職という扱いにはなりますが、前職の色に染まらず柔軟に新しい知識を身につけられる年代であることから、どこの業界でも未経験採用での募集があります。

一方で、今後キャリアを積むと業界や業種を超えての転職が困難になっていくため、好きな仕事を選べる最後のチャンスとも考えられます。このチャンスを活かすためにも、自分が入りたい業種をしっかり選びましょう。

IT業界

IT業界は成長し続けるインターネット技術を背景に、需要が拡大している業界です。職種もエンジニア、デザイナー、マーケティング、営業、企画とさまざまです。自由な社風の会社が多い業界ということもあり、人の流動性が高く、あらゆる業界からの転職を受け入れています。

即戦力としての中途採用も活発ながら、第二新卒を対象にしたポテンシャル採用も積極的に行われているため、新しい業種に挑戦しやすい業界といえるでしょう。

運輸業

運輸業は、インターネット通販の普及が進んだことによって宅配便の需要が急増しました。さらに、近年のコロナ禍でより通販需要に拍車がかかっています。その一方で、配送ドライバーの人手不足が深刻となっており、需要過多、供給不足の状態です。

そのため、運輸業は第二新卒を歓迎している代表的な業界のひとつとなっています。体力を求められる仕事ではありますが、需要も多いため、歩合給で大きく稼ぐ期待もできる職業となっています。

また配送ドライバーだけでなく、配送センター内での仕分け作業も重要な仕事です。シフト制で勤務時間を選べることもあり、自分の体力や生活スタイルにあった職種を選べるのも運輸業の魅力といえるでしょう。

公務員

公務員は新卒のイメージが強い業種ですが、第二新卒の年代なら十分に挑戦が可能です。年齢制限は自治体によって異なりますが、多くの地方公務員の年齢制限は30歳前後、警察官や消防士は20代後半に設定されています。

逆を言えば、第二新卒であればその年齢制限にかからず、公務員に挑戦できる最後の年代といえます。自分が目指したいと思っていた公務員への挑戦は、第二新卒ならではのチャンスでしょう。

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第二新卒として異業種への転職を成功させるポイントは?

新卒に近いほど需要が高い第二新卒ですが、就職活動の方法は新卒とは異なります。第二新卒の転職を成功させるためにはどんなポイントに注意すればよいのでしょうか。

どんな働き方をしたいのか明確にする

第二新卒の転職活動時には、どんな働き方をしたいかという希望を明確にしておきましょう。第二新卒が前職を辞めた理由はさまざまです。中には新卒時に抱いていた理想と現実が大きく異なっていたことを理由に挙げる人もいるでしょう。

一度は社会に出ている第二新卒だからこそ、働く理由を明確にし、どんな働き方をしたいかといったイメージを言語化しておきましょう。希望が曖昧なままでは、ふたたび理想と現実の差にぶつかり再転職することにもなりかねません。

ただ楽しく仕事をしたいだけでなく、どんなキャリアを歩みたいか、どんなスキルを身につけたいかといった「社会人としての将来像」に合った転職先を選ぶのが重要です。

意欲があることをしっかりアピールする

第二新卒の多くは20代前半から中盤。社会的にはこれからキャリアを積む年代とされます。そうした若手の成長に期待をかけるポテンシャル採用を勝ち取るためにも、働く意欲をもった転職であることをしっかりとアピールしましょう。

意欲を伝える際、前職の離職理由は慎重に扱いましょう。何らかの不満があって辞めたとしても、そのまま伝えてしまっては印象がよくありません。将来のための前向きな転職であると表現できれば、前職の在籍時間が短いとしても、悪印象にはならないでしょう。

また仕事能力のアピールも、20代中盤ではあまり期待されません。むしろ将来戦力になるという可能性を感じさせられるように、適応力やコミュニケーション能力が主張できれば上々です。

グッド・クルーへ転職する

第二転職の転職先のひとつとして、グッド・クルーをおすすめします。グッド・クルーは正社員として働ける、様々な職種があります 。 未経験の仕事に触れる機会も多く、大きく世界を広げるチャンスにもなるでしょう。またメンターによる指導を受けられるため、自分が考えもしなかった新たな可能性を見つけられるかもしれません。

また、グッド・クルーにはプロのキャリアアドバイザーがいるので、自分のキャリアを相談し、キャリアチェンジとして別の会社へ転職をすることも できます。 長く働ける業種への転職を考えるなら、ぜひグッド・クルーをご検討下さい。

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まとめ

第二新卒は新卒にはない魅力を持つ転職者の市場として、多くの企業から注目を集めています。社会人としての経験を持ちながら、新たなスキルを身につける可能性を秘めた第二新卒は、未経験の業種でも積極的な採用が期待できるでしょう。

ただし転職活動を成功させるためには、第二新卒ならではの就職活動への姿勢が必要です。社会経験を経てこその明確な働く理由をもち、将来への可能性が感じられる人材としてアピールし、希望の業界への就職を成功させましょう。