「他の人材紹介会社と同じじゃだめなんです」妥協しない支“縁”者としての在り方

グッド・クルーに中途で入社された丹路さん。前職では不動産関連企業で営業と採用を兼務されていました。 入社する決め手となったのは社長と当時の事業部長の魅力です。社長面接で、まだ入社するか分からない丹路さんに熱く夢を語ってくれた社長、面談時に自身の夢を話してくれた事業部長を見て、「ここで働きたい」と思ったそうです。 現在、HRC人材採用部で働いている丹路さん。今回は、丹路さんの仕事に対するマインドやビジョンから見える、グッド・クルーの魅力について迫ります。


この記事は約8分で読み終わります。

社長と事業部長の魅力に惹かれてグッド・クルーに

—グッド・クルーで働く社員にはどのような人が多いですか?

前職では上司からの指示が絶対で、その中で成果を出せば正解だったのですが、グッド・クルーは真逆でした。指示を待つのではなく、自分で考えて行動するのが当たり前と、レベルの高さを感じ、早くこの社風になじめたら楽しく仕事ができると思いました。

また、僕は社長と当時の事業部長の人柄に惹かれ、そのことが入社理由にもつながったのですが、入社してみると、社員の方々にも社長の人柄が反映されているということが分かりました。例えば、何か頼んだら快く引き受けてくれる、一緒に働いていて気持ちいい人が多いのは大きな特徴ですね。

就職支援とは幸せな”縁”をつくること

—御社の就職支援サービスについて教えてください。

僕達は「就職支援サービス」と呼んでいますが、他社で言う「人材紹介サービス」をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。

一般的な人材紹介サービスは登録制で、広告などを使って候補者を募っています。一方、僕達は現場スタッフの知人や家族のリファラル(紹介)から募っています。20代半ばの年齢層が最も多く、月に3~4名の方が弊社のサービスを通して転職しています。

応募してきた方には全員と会い、自己分析に1~3時間かけて徹底的にご自身と向き合う機会を作っています。まず自己分析をじっくりしてもらい、自分の強みを発見した後に、求人のお話をするのが特徴です。

自己分析は、自分で完結してしまう傾向がありますが、客観的な視点が大事です。
僕は、「今の自分の強みを周りの人から集めてみて」と言って課題を出します。その次に、なぜその強みが生まれたのかを深掘りしてもらい、ご自身でご自身の強みを信じてもらうような面談を行います。このプロセスを経て、皆さんご自身の強みに自信を持つようになりますね。

やはりそれなりに時間はかかりますが、僕達は候補者のキャリアに真剣に向き合うことを重視しています。相談しに来てくれた人に対しては、本人の満足いく転職先に内定してもらいたいですから。

—就職支援サービスを担当することになった経緯について教えてください。

事業部の立て直しの際、声をかけてもらったことがきっかけです。

就職支援サービスができる前、現場で「グッド・クルーは、入社前と入社後の社員に対しては手厚いのに、なぜ辞める時のサポートが無いのだろう」という問題意識がありました。そこで、スタッフの転職先をサポートできる事業部を立ち上げようという話になり、転職支援サービスが発足したんです。しかし、この事業はあまりうまく行かず、数年前に一度撤退となってしまいました。

僕はそのころ採用担当をしていましたが、2020年体制変更の際、社長から「やってみないか」と声がかかり、再度立ち上げることになったのです。

—当時の話について教えてください。

就職支援サービスに入って最初の仕事は、営業担当として地方の求人を開拓することでした。多くの顧客と新規取引がスタートでき、進め方としては順調でした。

そのときに気付いたのが「地方の企業における採用の可能性」です。地方では採用リテラシーが低かったり、「人材派遣ってそもそもなに?」という企業も多かったりと、都心部とは格差がありました。一方で、地方の企業や学生に、もっとチャンスを与えられるとも感じました。

エリアとしては、現場メンバーは千葉や埼玉に住んでいる方も多く、その方々が引っ越ししなくてもいい場所を中心に開拓していきました。

グッド・クルーを辞めたい人が自社の転職サービスなんて本当に使うのかな?と僕も最初は半信半疑だったのですが、最近では利用者が着実に増えています。

—現在、どのような思いでサービスを提供されていますか

僕は、人材紹介というサービスの仕組みは凄く尊いものだと思っています。でも、業界自体は好きになれません。ビジネスにした途端なぜこんなに汚くなってしまうのか…と常々思います。

だから、他の人材紹介会社と同じではだめなんです。

ただ目先の利益のために転職先を紹介することは簡単ですが、僕達は決してそのようなことはしません。長期的な視点に立ち、その方の人生の転機に関わるので、転職したいと相談されても「本当に転職すべきなのか」はじっくり見極めながらアドバイスしています。

現状での自分の強みを自分の言葉で自信を持って言えるのか、それを現職で活かせているのか?活かせていないのか?もし活かせていないのであれば現職で実現できているのか?などを深掘りします。

たとえ希望していても、転職すべきではないと判断したら、転職を勧めないこともあります。求職者の「やりたい」よりも、長期的なキャリア支援を見据えてサポートをするのがグッド・クルー人材紹介部の在り方だと僕は思っています。

 

就職支援サービスを通して学んだ働く人の幸せって?

—これまでに心に残ったエピソードを教えてください。

一人目は、僕が初めてサポートした既卒の方です。
就職経験がなく、良くも悪くも世間を知らない女性で、面談に毎回遅刻してくるような方でした。僕は、「就職する覚悟がないのであれば、しない方が良い」と伝え、アルバイトを進めたり、厳しいことを言ったりすることもありました。
ただ、そこで「もういいや」とならず、面談を繰り返すなかで、自分や将来のキャリアと向き合うようになったんです。僕の覚悟が伝わったんですかね?(笑)最終的に自分の意思で就職先を決めることができました。

二人目は、自分の母校の後輩でもある、新卒の学生です。
その方は、自己分析が難航し、なかなか内定がもらえない状況でした。就職先が決まるまでの5ヶ月のあいだ、僕の出した課題にもしっかりと向き合い、着いて来て頑張ってくれました。結果、昨年末に内定を2社取ったと聞いたときは本当にうれしかったです。

三人目は、知人から紹介された、僕より年上の女性です。
優秀な方だったのですが、他社の人材紹介会社から紹介を受けた企業も含め、どこに決めたらいいかについての相談を主に受けました。働きながらの転職活動でしたので、23時頃に電話で話すこともありました。最終的に僕が紹介した企業へ進むことを決めてくれたようで、近々最終面接を受けることになっています。

—就職支援サービスの担当者として、またグッド・クルーの社員として、求職者にとってどんな姿でありたいと考えていますか?

僕が候補者と向き合う中で最も気を付けていることが、「自分の意思で決めること」です。
「丹路さんが言ったからそうした」という受け身な決断では、転職した後に、何か仕事や人間関係でつまづいた時の逃げ道になってしまいます。「選んだのは自分」という覚悟があれば、多くの逆境を乗り越えて成長していけるはずです。だから自分はあくまでも「決断をサポートする立場」に立ってアドバイスするよう心がけています。

もうひとつは、誠実であることです。
事業部の立ち上げ当初うまくいかなかった原因は、「信頼関係」だったと思います。求職者の「やりたい」ことと、できることは違います。世の中の市場と自分の価値が合っていないと幸せなキャリアは実現できません。しかし、そのような事実を客観的に伝えることで求職者との関係が壊れてしまうことも多くあります。

キャリア支援をするには、前提に「信頼関係」と「尊敬」が必要です。だからこそ、常に候補者に対して誠実であることを心がけています。

例えば、候補者に聞かれて分からないことは「分からない」と正直に伝えています。何となく答えるということはありません。必ず自分でリサーチしたり、人に聞いたりして、一次情報を確かめます。細かいことかもしれませんが、そういうことの積み重ねが信頼関係を構築する上で重要だと思っています。

—これからの目標や挑戦していきたいことについて教えてください

僕の人生のミッションとして、「律することから派生し、自走社会をつくる」というものがあります。自分を律し、地に足をつけて生きることで、言葉ひとつひとつに覚悟を持てるようになり、発信力も強くなっていくはずです。

そのパワーが周囲に影響を与え、良い意味で連鎖が促進していけば、受け身ではなく主体で生きる人が増えて、もっと楽しい社会になるのではないかと考えています。

自分自身も、日常で自己研鑽の時間をしっかり取っています。自分のビジョン、ミッションの振り返りや、世の中のあらゆる情報が自分にどのような影響を与えるのかを学習していくうちに、求職者の方に与える言葉の重みや信憑性も違ってくるんです。

また、そこで得た学びをアウトプットし、社会に何か貢献するために、Twitterやnoteでの発信を日々頑張っています。

【Twitter】https://twitter.com/niroshu9526
【note】https://note.com/niroshuhei/

未来ある求職者へのメッセージ

—現在将来の自分のキャリアについて悩んでいる学生や、仕事や職場の悩みがあって転職を考えている新卒者など、未来について不安をかかえている求職者へメッセージをください。

結局は自分自身の決断しかありません。その決断に覚悟を持てるかどうかです。自分のキャリアですから。それによって、成長の度合いが変わっていくと思います。

転職しようとする人は、残念ながら利益優先のアドバイスをされてしまうことも、実際あるでしょう。誠実に関わってくれる人を是非見つけてほしいですね。結論は、「全員僕に会ってみませんか?」ということですね!笑

まずはとことんご自身で悩んで悩みつくしてみてください。それでも前を向けなかったら是非僕達のところへ来て相談してください。必ず前向きなヒントを得ていただけるよう、サポートできれば幸いです。

さいごに

今回は、丹路さんのご経歴や働くビジョンについてお聞きしました。求職者の長期的なキャリアや将来を見据えた幸せを考え、誠実に向き合う姿勢が、グッド・クルーの魅力ということがよく分かりました。

株式会社グッド・クルーでは、一緒に働く仲間も募集しています。「転職を考えているが、不安がある…」「グッド・クルーの考え方に共感した」という方は、ぜひ一度応募をご検討ください。

採用情報はこちら