「新卒で入社したけど転職したい・・・」注意すべき3つのポイントとは

新卒で就職したものの「職場環境に馴染めない」「もっと条件の良い会社でキャリアアップを目指したい」などの理由で転職したいと思うこともあるでしょう。 しかし、新卒で就職した会社をすぐに離れるのは、転職活動で不利になるのではないかと心配に思うものです。 今回は、新卒として就職後、1年~3年程度という比較的早い段階で転職は可能なのか、成功させるためのポイントなどを紹介します。


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「新卒で転職したいけど…」そもそも転職できる?

新卒で入社した会社から転職したいときに気になるのが「転職は可能なのか」「転職時に不利にならないか」という点ではないでしょうか。

まずは、新卒の中でもとくに入社1年目の転職は可能なのか、入社1年以内に転職した人の平均的な在籍期間について紹介します。

入社1年目でも転職は可能

結論からいえば、入社1年目でも転職することは可能です。

新卒で入社してから約3年以内で転職する人は「第二新卒」と呼ばれ、企業によっては新卒と同様に第二新卒の採用に力を入れているところもあります。

新卒1年目での転職そのものは、第二新卒枠で応募すれば問題なく行うことができますが、転職を成功させるためのポイントをチェックしておくことが重要です。

この記事の後半でも、第二新卒が転職を成功させるためのポイントについて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

転職までの在籍期間

株式会社UZUZによる、第二新卒として転職を検討している人を対象にしたアンケート調査によると、第二新卒枠での転職を検討した人のうち、約半数の50.7%の人が入社後1年以内に退職を決意したと回答しています。

また、前職の在籍期間は、入社1年未満で退職した人の中でも違いがあり、以下の結果となりました。

1ヶ月未満…2.7%
1ヶ月以上3ヶ月未満…6.4%
3ヶ月以上半年未満…10.8%
半年以上1年未満…30.8%
1年以上2年未満…26.4%
2年以上3年未満…11.2%
3年以上…11.5%

参照:株式会社UZUZ「【調査リリース】転職希望者は年末年始に急増|20代の「第二新卒」に聞いた転職活動事情|転職が多い職種は「営業」、業種は「建設・不動産」という結果に。」

このように、第二新卒枠の中でも1年以内の転職する人の割合が高いことから、第二新卒の転職は在籍期間の長さは関係なく、自身が決意したタイミングで行われているといえるでしょう。

企業が第二新卒を募集している理由

企業が第二新卒を募集している理由を把握することで、第二新卒ならではの強みを知ることができます。転職活動を成功させるためにも、第二新卒は企業に何を求められているのかを把握しておきましょう。

ここからは、企業が第二新卒のどのような点を評価し、募集を行っているのかを紹介します。

意欲・やる気が高い

新卒として入社した会社を数年以内という短い期間で離れて転職することに、「忍耐力がないと思われるのではないか」「すぐに辞めると思われそう」と不安に感じる方は多いでしょう。

しかし、第二新卒を積極的に採用している多くの企業は、第二新卒者を「モチベーションの高い人材」と評価しています。

それは、大変な就職活動を経て入社したにもかかわらず、さらに良い環境へ飛び込もうとする自発的な行動力や強い意志があると捉えられるからです。

在職期間が短いなかでの転職というリスクを承知でチャレンジすることは、自分のキャリアや将来をしっかりと考えている証拠です。多くの企業は、第二新卒者の意欲とやる気に期待しています。

柔軟性・適応力がある

第二新卒は、柔軟性や適応力があるという評価を受けることも多いです。新卒で入社した会社に在籍していた期間が短いため、組織の風土に染まりきっておらず、いわゆる「フレッシュな社会人」として、自社に馴染みやすいと捉えられるためです。

自社の風土や文化、ルールにいち早く適応し、会社に貢献する人材へ育成しやすい年齢であることも、第二新卒の強みとしてアピールできます。

最低限のビジネスマナーが備わっている

第二新卒は新卒とは異なり、入社後に一通りの社会人としての基本的な教育を受けているため、最低限のビジネスマナーが備わっていると評価されます。

第二新卒を採用している企業から見れば、一から教育するコストを削減でき、すぐに業務の進め方など実践的な教育に入ることができるメリットがあります。

自社の仕事内容をすぐに教えて育てることができるため、新卒と比べて第二新卒の大きな強みといえるでしょう。

転職で失敗しない3つのポイント

第二新卒として転職活動を行う場合、注意しなければならないのは、企業は「すぐに辞めてしまうのではないか」と懸念していることです。

しっかりと企業に貢献したいと考えていることを伝え、第二新卒の強みをアピールして転職活動を行いましょう。

ここからは、転職活動で失敗しないための3つのポイントについて紹介します。

ポジティブな退職理由を持つ

第二新卒として転職活動を行う際には、退職理由をポジティブに伝えることが大切です。

以下のように、ネガティブな転職理由であっても、言い換えることで好印象を与えられるでしょう。

・仕事に飽きた → 新たなチャレンジがしたい
・残業が多い → オンオフのメリハリを持ち、集中して成果を上げたい
・人間関係に悩んで退職した → チームワークやコミュニケーションを重視して働きたい
・ノルマが厳しい → 一人ひとりのお客様とじっくり向き合い信頼関係を構築したい
・やりたい仕事と違っていた → 専門的な知識が必要な業務に挑戦したい

たとえ転職のきっかけが仕事への不満によるものだったとしても、前向きな理由での転職であることをアピールしましょう。

将来像を明確にする

第二新卒として転職活動を行う場合、自分の将来像を明確にしておくことが重要です。

将来どのような働き方をしたいのか、キャリアビジョンを明確にしたうえで、そのキャリアを実現することができる転職先を探す必要があります。

将来像やキャリアビジョンを明確にするには、仕事に対しての向き合い方や大切にしていること、今後のキャリア、人生観などを掘り下げて考えることが大切です。

キャリアビジョンに沿った転職活動を行えば、転職後のミスマッチを避けることができ、より自分の希望に合った企業への転職を実現できるでしょう。

自己分析をする

新卒として転職する場合、自己分析で自分自身について深く知ることが重要です。

第二新卒は一度社会に出て働くことを経験しているため、学生時代の就職活動時よりも企業に対して自分が求めていることや自分の強み、弱みなどを把握できていることが多いのではないでしょうか。

新卒として就職活動を行っていたときよりも、さらに自分自身の意志を掘り下げて向き合うことが重要です。

自己分析をすることで、転職活動でどのような強みをアピールできるのか、転職先に求める条件なども明確になるでしょう。

グッド・クルーなら自分に合った仕事が見つかる!

グッド・クルーは通信業界を中心とした人材支援や、コンサルに特化した人材派遣を行う会社です。グッド・クルーに入社すれば、働き方や職場で働きながら自分がやりたいことをしっかりと自己分析したうえで、自分に合った仕事を探すことができます。

もし、キャリアビジョンが明確になっていないという人でも、充実した研修、メンター制度で自分の目標を見つけることが可能です。

面談を通じて自分の強みや気付けていなかった長所、アピールポイントを客観的な視点で市場価値などを踏まえてアドバイスをしています。

「第二新卒として転職したいけどなにからはじめれば良いかわからない」「自分の強みが分析できない」など、転職活動でお悩みの際には、ぜひグッド・クルーへご相談ください。

まとめ

新卒で入社した会社を転職するのは、不安に感じることが多いでしょう。しかし、第二新卒には転職活動に活かせる強みがたくさんあります。

冷静に自己分析を行って、どのような企業に転職したいのかを考えたうえで、自分の強みをアピールしながら転職成功につなげましょう。