自分に合った仕事がしたい!見つけ方や注意点について

「今の仕事が自分に合っていない気がする…」「転職して自分に合う仕事に就きたい…」と悩んでいる方は多くいます。しかし、どんな仕事が自分に合っているのか分からなければ、うまく転職もできないですよね。 ここでは自分に合った仕事の見つけ方について解説していきます。


この記事は約7分で読み終わります。

自分に合った仕事とは

今の仕事が自分に合っているかどうか、どのような基準で考えれば良いのでしょうか。

長所を活かせる

そもそも、自分の「長所」がわからない…。そう思っている方もいるかもしれませんが、それは客観的な自己分析ができていないだけかもしれません。人には必ず、ほかの人にはない長所を持っています。

長所を決めるのは、実は周りの環境や他人による場合があります。

自分ではそんなに得意だと思っていなかったことでも「あなたにお願いをしたら、安心する!」「いつも気遣いありがとう!」という声をもらった経験はないでしょうか。自分では気づいていないだけで、あなたにはほかの人にはない強みがあるはずです。

自分の長所を知って、うまく活かせる仕事をイメージすることで、「自分に合う仕事」を見つけることができるかもしれません。

好きなこと

「好きなことを仕事にする」というのも、ひとつの選択肢です。

内容によっては、好きなことを仕事にするのは簡単なことではないかもしれません。しかし、好きなことはなにより「仕事に熱中できる」という方がとても多いです。

また、自分の好きなことは長所に置き換えられる場合も多いので、より仕事で活かせたり、上達が早かったりするのではないでしょうか。

スキルをもっている

これまで実際に従事した経験のある仕事など、すでに必要なスキルをもっている仕事も自分に合っている可能性が高いです。保有している資格などから考えてみるのも良いでしょう。たとえば、簿記の資格をもっているなら、会計事務所や経理事務などが候補に挙がります。

未経験の人と比べると、スキルをもっているというのは大きな強みです。問題なくその仕事をこなせていたなら、相応に適性もあるといえます。面接の際には自信をもって臨めるでしょう。

自分に合った仕事の見つけ方

それでは、自分に合う仕事を見つける具体的な方法を紹介します。

自己分析をする

自分は何が得意で何が苦手なのか、どんなことが好きで嫌いなことは何なのか、きちんと把握している人はそれほど多くありません。自分では自覚がないこともあるでしょう。

そのため、しっかりと自己分析を徹底することが大切です。これまで気がつかなかった自分の強みや弱みが見つかるかもしれません。何をやりたいのか、どんなことにやりがいを感じるのかという点なども、突き詰めて分析してみましょう。

苦手な業務ややりたくない業務については、その理由も考えてみることが大切です。突き詰めてみるとそれほど嫌ではなく、思い込みだったことに気づくこともあるかもしれません。逆に、やりたいことが必ずしも自分に合っている仕事ではないことも多いです。

自己分析は、自分史の作成、モチベーショングラフの作成、マインドマップの作成、ベン図の作成という手順で行います。それぞれの目的は以下のとおりです。

自分史の作成:自分の過去の棚卸
モチベーショングラフの作成:自分の価値観を知る
マインドマップの作成:強みや弱みを明確にする
ベン図の作成:自分に合った業界や企業を研究する

自己分析は1日、2日で終わるものではありませんが、転職を成功させるためにはとても重要です。自分に合った仕事を見つけるために前向きに取り組みましょう。

また、ぜひ自己分析のひとつとして取り入れていただきたいのが、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー」という本です。人が持つ「34の資質」を、ウェブテストによって見える化してくれるものです。

この本は、筆者も愛用しているのですが、この本を読んでから、「自分には強みとなる○○の資質があるから、活かせる業務は積極的にチャレンジしていこう」など、強みの活かし方がわかるようになりますよ。

業界・企業研究をする

世の中には、どのような業界や企業があるのか把握しておきましょう。これまでよく知らなかった業界について知ることで、視野が広がります。

業界や主な企業について把握したら、その中から自分の好きなことに関連のある業界や、自分の長所を活かせる業界を探してみましょう。その業界についてさらに詳しく調べていく中で、自分に合った業界が見つかる可能性が高いです。

また、同じ業界の企業でも、規模により事業内容や業務範囲が異なることもあります。その場合には、入社後に従事する仕事内容も違ってきますので、とことん企業研究をすることが大切です。

今はTwitterやInstagramなど、SNSを活用している企業も多いので、そのようなところからも具体的な仕事をイメージしてみるといいでしょう。

キャリアプランを立てる

キャリアプランというのは、将来どのようなキャリアを築きたいのか、そのためにいつまでに何をしたいのかという計画のことです。定年退職するまでのロングキャリアと短期的なキャリアの両面から考えてみましょう。

ロングキャリアの方は、結婚などのライフイベントもあわせて考えると、具体性の高いキャリアプランを立てることができます。短期的なキャリアプランは、主に1年~10年後までのことを対象に考えましょう。

そのキャリアプランを元にして、どの職場ならそれを実現できるのか考えてみれば、自分に合った仕事が見つかりやすくなります。

誰かに相談をする

それでも、自分に合った仕事がなかなか見つからないなら、グッド・クルーへの転職・キャリア相談を検討してみてはいかがでしょうか。

グッド・クルーでは、自分のキャリアを考え、目標を設定する評価制度が整っています。さらに、自らメンターを指名して、1対1で自身のキャリアについて相談できる機会があります。
そのため、今は自分に合った仕事が分からない人や見つからない人でも問題ありません。

さらに、就活対策セミナーや、紹介支援もおこなっているので、今の仕事が自分に合っているのか、このままでいいのか不安になった方は、一度相談しに来てくださいね。

仕事を探すときに注意すべき点

自分に合った仕事を把握した上で探してみてもなかなか見つからない人もいるでしょう。求人自体はあっても採用に至らない人もいるかもしれません。そのような場合には、次のような点に注意してみましょう。

条件ばかり考えない

自分に合った仕事を探す際に、給与や待遇などの条件面に関してこだわる人もいるでしょう。条件の良い職場はそれだけで魅力的に感じられることも多いです。

しかし、条件をこだわりすぎることで、選択肢も狭まってしまいます。仕事内容などが自分によく合っている求人でも、条件が合わないということで除外していることもあるかもしれません。そうなると、なかなか転職ができないでしょう。

また、条件の良い職場が自分に合っているとは限りません。条件を重視するあまり、仕事内容が自分に合わないところを選んでしまうこともあるでしょう。その場合には、早い段階でまた転職を考え始めてしまうかもしれません。「自分にとって絶対条件なのかどうか」「なぜ条件に入れているのか」改めて整理してみるといいでしょう。

完璧を求めすぎない

自分の希望により近い求人を探すのは良いですが、すべての希望が叶う求人はなかなかありません。慎重になりすぎると、応募先が見つからなくなることもあります。希望する条件を追い求めるあまり、視野が狭くなってしまうこともあるでしょう。

また、実際に入社してみると入社前のイメージと比べて異なる点が少しは出てくるはずです。まさにギャップと言われる部分ですが、ギャップはどれだけ企業研究をしているかで、なくすことができます。また、働く環境は人間関係など、自分次第で変わっていきます。最初から完璧な状態を考えるのではなく、その場所で働いている自分をイメージし、順応できるかどうかを考えて行く必要があるでしょう。

まとめ

自分に合っている仕事は、好きなことや得意なこと、スキルの有無などをもとにして判断します。それとあわせて自己分析や業界、企業研究などを行い、具体的な業界や企業を絞り込みましょう。

また、仕事を探す際には、あまりこだわりすぎるのもいけません。視野が狭くなり、自分に合った仕事が見つかりにくくなることもあります。職場に順応していく心構えも大切です。